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太陽光発電ビジネス、大競争時代を乗り越えろ 知らなきゃヤバイ! B&Tブックス
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日刊工業新聞社 |
| 発売年月日 | 2010/03/08 |
| JAN | 9784526064470 |

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太陽光発電ビジネス、大競争時代を乗り越えろ
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地球温暖化や脱原子力発電の流れから、再生利用エネルギーへの注目が集まっている。 なぜこんな本を読んでいるかというと 次の投資先を、 First Solar社と言う太陽光発電モジュールメーカーにしようと思っているからである。 First Solar はアメリカの会社で、現時...
地球温暖化や脱原子力発電の流れから、再生利用エネルギーへの注目が集まっている。 なぜこんな本を読んでいるかというと 次の投資先を、 First Solar社と言う太陽光発電モジュールメーカーにしようと思っているからである。 First Solar はアメリカの会社で、現時点では世界最大の太陽光発電モジュールメーカーである。 【太陽光発電ビジネスの現状】 「太陽光発電は将来有望だから、今のうちに投資しておけば間違いない」という考えは浅はかである。太陽光発電ビジネスに関するバブルは2007年に始まり、2009年にはすでにバブルが弾けている。 2010年は少し持ち直したものの、 2011年は太陽光発電業界にとっては受難の年である。 ドイツ、スペイン、イタリアなどが補助金制度(フイードインタリフ)の大幅な見直しを行ったお陰で、 最大のマーケットであった欧州での需要が大幅に減少している。 大型の太陽光発電ビジネスは、多額・長期の資金を必要とするため、景気の動向をもろに受ける。欧州発の財政危機・アメリカの景気減速が重なり、そういった意味でも太陽光発電の需要が減少している。 8月に入ってから、相次いでアメリカの太陽光発電パネルメーカーがバタバタ破綻している。さらに、Solyndra社の破綻は、オバマ政権の政治スキャンダルにまで発展した。 First Solar を含む、太陽光発電パネルメーカーの株価は 年初と比較すると50-80%OFFといった感じのバーゲン状態にある。 【太陽光発電の将来性】 原子力発電の代替エネルギーとして、太陽光発電は非常に注目されている。しかし今の技術では、太陽光発電は次世代エネルギーの四番バッターを務めるのは少し難しい。 なぜなら、太陽光発電は文字通り「お天気屋」だからである。発電した電力を蓄電して出力を平準化するとともに、他の電力系統とも安定的に接続できるようにならなければ、原子力発電の代替などは無理な相談である。 しかし、二番でセカンドのいぶし銀の活躍は今でも十分に可能である。 太陽光発電のコストが、石油や石炭、ディーゼルなどの発電コストと同等になることを「グリッドパリティ」と呼ぶが、発展途上国の無電化地域や、既存の電力料金が高い国など、既に世界の一部ではグリッドパリティを達成しているとも言われている。 太陽光発電パネルの価格も年間20パーセント以上の値下がりが続いているため、数年以内には世界中でグリッドパリティの到来すると想定されており、その後は爆発的に太陽光発電が普及すると予想されている。 【太陽光発電業界の今後】 2000年代に太陽光発電市場は飛躍的に拡大した。太陽電池を製造する企業は、30社→200社となり、世界の生産量は400MW→20GWと50倍にもなった。実証実験の段階から本格的な産業へとの発展を遂げた。 しかし、こうした業界の拡大の経過は、いわば「予選」にすぎず、2010年代から本格的な競争が始まっている。 太陽電池メーカーのトップランキングは、毎四半期ごとにめまぐるしく変わっており、数年後にどのメーカーが生き残っているのかなど皆目検討つかない。 うーむゾクゾクするね。
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