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永遠のとなり 文春文庫
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内容紹介 | 『ほかならぬ人へ』で直木賞受賞の著者が描く、感動の再生物語。青野精一郎は、部下の自殺をきっかけにうつ病に罹り、会社を辞め妻子とも別れ、何もかもを捨てて故郷・博多に戻った。津田敦は、肺がんを発病し、死の恐怖から逃れようとするかのように結婚と離婚をくりかえす。48歳となった、小学校以来の親友ふたりが、やるせない人生を共に助け合いながら歩んでいく。 |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/03/09 |
JAN | 9784167772024 |
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商品レビュー
3.3
92件のお客様レビュー
永遠のとなり。 それは友情であったり、故郷であったり、病であったりだけれど、永遠にとなりにあって決して混じることはないんだろうと思いました。 個々、という感じ。並び立つと言ってもいいかもしれません。 それは苦しみでも寂しさでもなく、救いなんだろうな。 冒頭からせいちゃんとあっち...
永遠のとなり。 それは友情であったり、故郷であったり、病であったりだけれど、永遠にとなりにあって決して混じることはないんだろうと思いました。 個々、という感じ。並び立つと言ってもいいかもしれません。 それは苦しみでも寂しさでもなく、救いなんだろうな。 冒頭からせいちゃんとあっちゃんの待ち合わせ場所が香椎浜イオンモールだったのでたいへん動揺し、実家が東区込みのエリアなので(福岡市内ではない)なにもかも土地勘バリバリある中読み進めるという珍しい読書体験でした。 菓子折り文化もちゃんとある。 このレベルの流暢な博多弁、喋らない地域の方には読み難いんじゃなかろうかと思ってしまった。語尾同じだけど意味が違うのもいっぱいあるし。 でもこれやったら音読できる…… 「要するに、わしらは毎日生まれて毎日死によるんよ。明日生まれんのが死ぬていうことやろ」…あっちゃんのこれには、「なるほどですね〜」(方言)と思いました。 幸福とは、人それぞれの小さな世界との折り合い。ちょっとだけ心が軽くなった、良いお話でした。
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ふたりの関係はなんだか良いなあ。福岡はいいところだよなあ。 私は、私という人間のことが本当に嫌いだったのである。 そう気づいた瞬間、何だそうだったのか、とすべてが了解できる気がした。 四十七年間もの長きにわたって嫌いな人間と一緒に生きてくれば、誰だって心に陰鬱な翳りを生じさせてしまうのはむしろ、当然ではないか。
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死を意識したときの人。病んだ心を休ませ、ゆっくりとした回復途上の人。混ざりあったときの、静かな静かな心の交流。
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