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ん 日本語最後の謎に挑む 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/02/20 |
JAN | 9784106103490 |
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商品レビュー
3.2
46件のお客様レビュー
「ん」という文字はいったいいつから、どういう目的で使われるようになったのか? 普通に昔から使っていただろうって? しかし、例えば「源氏物語」の原文には「ん」が使われていない、いやこの当時は「ん」という文字がなかったから使えなかった。 そんな事ないだろうって? 「鳶」という鳥がいま...
「ん」という文字はいったいいつから、どういう目的で使われるようになったのか? 普通に昔から使っていただろうって? しかし、例えば「源氏物語」の原文には「ん」が使われていない、いやこの当時は「ん」という文字がなかったから使えなかった。 そんな事ないだろうって? 「鳶」という鳥がいますが、なんと読みます?「とび」? では、「鳶がクルリと輪をかいた」と言うときなんと呼びます?「とんび」ではないですか? なぜ「とび」と「とんび」があるのか?不思議じゃないですか? 著者は日本の仮名のできる過程を古くは奈良時代にまで遡り、「上代特殊仮名遣い」の起源とその目的から語り始めます。 文字が中国から伝来した仏教の今日を読むため、しかも中国語ではなく、その原点のサンスクリット語と同じ発音で読むために、その音の微妙な違いを表すために漢字が活用され、イやエといった現代では一文字、一音で表される文字が嘗ては微妙に違うバリエーションがあり、それを漢字を使い分ける事で表現していたというところから解説していく。 途中、そういう仏教の歴史的な話になってしまうところがあるが、それも含めてとても興味深い。
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言語オタクの真骨頂の塊(褒めてます)。 どこの世界でもこだわる人はホントに突き詰めるなあ。まさか「ん」で新書一冊語るとは。この一冊が書かれるために読まれた文書はどれくらいになるんだろう。
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実はこの本過去に挫折していて、3回目の挑戦。 2時間くらいで読了。 今年は少しサンスクリットを勉強していたので、連声とかその辺は分かるようになってて感動。成長してる! でもやっぱり空海とか最澄のあたりは難しい。 とりあえずフランス人の前で「んー」は言わないようにする。
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