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水銀灯が消えるまで 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2010/02/25 |
JAN | 9784087465396 |
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商品レビュー
3.6
25件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どうしようもないフェチみたいな話が好きなので「その人そのものではなく指が好き」な話や「寂しくなった頭の毛がどうにも魅力的に見える」話にめちゃくちゃ期待をしていたものの、表面上の執着は強くとも濃さがあまりないような気がしていまいちハマれなかった。 「指が」「指が」と何度も言うんではなくて、例えば「爪の形が昔お土産屋さんで買ってもらえなかった桜貝のキーホルダーのようにつややかで、だからこそこの指でなくてはならないのだ」みたいなやつが欲しいのよ…!!!それとか爪を噛む癖があるってことは手をよく口にやるはずだからそれに基づいて「彼は爪で唇の輪郭をゆっくりなぞりながら考え事をする癖があることに最近気付いた。2回転、半。つるりとなぞる爪が夕陽のオレンジ色をほのかに湛えている。うっすらと唇が開き『どうかした?』と聞かれてわたしは固まってしまった。」みたいなやつ〜〜〜!!!! お話そのもののバランスの良さとしては「綺麗でいることがコンプレックスだった人がしわくちゃのお爺さんと仲良しになる話」は少し好きだった。この著者の作品これしか読んでないけど、この人の書き方だったら恋愛を主軸に置いてる作品よりも親愛とかそういう方向のものの中の一部として見逃すほどほんのちらっと恋愛的な側面もありますよみたいなお話のが好きかもなあ。 古びた遊園地そのものが色んな人々をなんとか抱擁しているかんじも良かった。
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東 直子 著 今、とても興味を持っている作家さん(*'▽'*) 以前読んだ小説「とりつくしま」が良かったので、本作品も短編集の小説を選んで読んだ(まだ2冊目だったのか〜(*´-`) 短いのが残念すぎるほどの満足感です⁎ˇ◡ˇ⁎✩*) 奇特な人だと思います! ...
東 直子 著 今、とても興味を持っている作家さん(*'▽'*) 以前読んだ小説「とりつくしま」が良かったので、本作品も短編集の小説を選んで読んだ(まだ2冊目だったのか〜(*´-`) 短いのが残念すぎるほどの満足感です⁎ˇ◡ˇ⁎✩*) 奇特な人だと思います! ズバリそれが私の東直子さんに対する印象。 この短編集は7編の短編で構成されている ・長崎くんの指 ・バタフライガーデン ・アマレット ・道ばたさん ・横穴式 ・長崎くんの今 上の6編の短編はキーワードの場所として コキリコ.ピクニックランドが登場する。 7編目は番外編のように ・夕暮れのひなたの国—あとがきにかえて どの作品も不可思議な怖いような感覚になる作品なのだけど… 一編目の”長崎くんの指” 最初の3行目から思わず吹き出してしまった エッ!何、何⁈引き寄せられて読み進めてしまいましたよ(°▽°)東直子さん、面白い! このセンスたまらない! コメディかと思いきや…真剣!笑い泣けるか ちょっとしんみりなっちゃう(*´ω`*) この作品に宛てた、ど素人の私の感想一句… “読みだして3行目で吹き出した 笑いのなかの戸惑う涙寂しさのわけ” 謎解きレビューか…(。-_-。) 7編の短編集はどれも違った作風で、主役の登場人物も違う(長崎くん以外は…) そして、どの作品も謎を残したまま終わる ひとつの物語が終わりそうな予感するたびに頁を開くのが惜しい気がする。 どうするのよ、どうなっちゃうんだろ? その続きを教えてほしいような…知りたくないような、、気になるけど余韻を残して終わるって感じでもなく何とも不思議なコトりと終わってしまう話。これが東直子さんの世界なんだなぁと妙に納得してしまう。 物語りの内容を追ってラストでネタバラシすることに重点を置いてるわけじゃなくて、 この心理、感覚が伝わればいいという感じが潔くて好きだなぁと思います。 どの作品も情景とその時に感じた思いや感覚が上手く表現されている。 すべての作品のレビューをしたいところだけど、何しろ短いお話なので…まずは読んで感じてほしい。 登場人物のキャラはどの人も気になり覗いてみたくなるのだけど…。 やはり長崎くん(*ꆤ.̫ꆤ*) ここで私の感想短歌二句め(≧∇≦) “美しい指を持つ人長崎くん目が離せない 会いたい見たい恋におちたの” いい加減にしろよ!と思われたでしょ^^;ww スミマセン(>人<;) 短歌のことは全然知らない私、思いついたことを雰囲気で詠んでしまって…(・・;) 難し過ぎ。本当は今回は歌人、東直子さんの短歌の本を読むつもりだったのだけど探せず、好きな小説に傾倒してしまいました。 短歌は勉強して出直し〼 作中で長崎くんの口からこぼれた歌 いつかとは、いつのことですか いつかとは、いつのことですか 風がふいているのは きまぐれなだけですか いつかとは、いつのことですか いつかとは、いつのことですか いつかまた、会えるのでしょうか この歌…私が描いたのか(*⁰▿⁰*)って思うくらい(な、訳ないでしょう〜(〃ω〃)またかいな)その時の気持ちにピッタリだった♪ 解説は同じく、歌人である穂村弘さんが 東直子さんの印象について描かれていた。 初めて会った時、なんだか、ぽや〜んとしたひとだなと思ったーでも、彼女の短歌は凄かった。歌つくりの場になると急にエンジンがかかる、というわけではない。 (違うのかいな(^^;;心の声) ぽやーんとしたまんま、するすると凄い歌を詠んでしまうのだ。 穂村さんの感じた東直子さんのイメージ、 すごっく、分かる〜って思った( ´∀`) 私は勿論、実際のご本人を知らないし、見たこともないわけだけど…東さんの描く世界というか、イメージが私の中でもブレずに生きてる感覚です。ぽやーんとしたままでも… 穂村さんのおっしゃる『東さんにとっての詩の原液たる〈想い〉は、彼女がいつも感じているらしい行き場のなさとかさみしさに関わっていることがわかってきた。』 流石によく知り、よく見てらっしゃるわ〜と唸りました。 東直子さんの描くものの中に、いつもその片鱗を見て、心の奥にあるものを窺い知る気持ちになります。 “とりもどすことのできない風船を ああ遠いねえと最後まて見た。” “怒りつつ洗うお茶わんことごとく 割れてさびしい、ごめんさびしい” (解説より引用) やっぱり、胸に沁みる東さんの短歌。 これは、小説のレビューなんだけど…(⌒-⌒; どちらでも、どちらもいい! とにかく、気になる、惹かれる作家さんです♪ 『水銀灯が消えるまで』この本のタイトルにも魅せられた。
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寂れた遊園地、登場する人物、それらが放つ言葉の暖かみや面白さ、なんでこんなに素晴らしい小説が映像化されていないのだろう。「長崎くんの指」「道ばたさん」など不思議でどこか抜けてるようでいるのに、隙間に見えるセクシーさがなんともいい。
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