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古文の読解 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/02/10 |
JAN | 9784480092731 |
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ちくま学芸文庫 小西甚一 古文の読解 大学受験の古文講座。入試問題は読んでいないが、前半は 平安時代や江戸時代の人々の精神が整理されていて 面白かった 学校教育に古文があるのは、おそらく 時代により変化する言葉の性格を知るだけでなく、歴史や文学の背景にある精神や文化を知...
ちくま学芸文庫 小西甚一 古文の読解 大学受験の古文講座。入試問題は読んでいないが、前半は 平安時代や江戸時代の人々の精神が整理されていて 面白かった 学校教育に古文があるのは、おそらく 時代により変化する言葉の性格を知るだけでなく、歴史や文学の背景にある精神や文化を知ることにあるように思った 俳句の読み方は役に立った「俳句の表現は象徴が中心〜象徴とは、互いに異なりながら、しかもどこか深い共通性があって、両者を対照することにより、それぞれの本質的な性格が同時に捉えられること」 「わび」「さび」「かるみ」は わかりやすい説明。とても参考になった。近代で失ったのは、これらだと思う わび=貧乏 わび茶=貧乏でも楽しめる茶こそ本当の茶 *簡素の中に深い趣を味合う世界に真の美を見出している *無に徹する禅の悟りと共通の精神 さび 人生の深みに徹した心が、静かな諦観に落ち着き、その境地から世間万物をながめた味 かるみ 何ものにもとらわれず、俗なもの卑しいものまで、深い愛情と細やかな感性で包む老境美 TSエリオット 「現在は過去を自身のなかに生かすとき、はじめて真の現在でありうるし、過去は現在意識でとらえるとき、はじめて過去そのものでありうる。それが伝統の意味である」 もののあはれ *ものごとによって呼び起こされる感動 *平安時代においてはウエットな感動 *「あはれ」的文芸〜源氏物語 *感情的、主体的 「あはれ」とは、ものごとにつよく感じること 「ものの」ものごとによって呼び起こされた感じが加わる をかし *人事、主観的、抽象的 *「をかし」的文芸〜枕冊子 *理性的、観察的 幽玄 意味は 時代により差異があるが、共通しているのは奥深さを基調とした美 江戸時代 *前期は努力さえすれば金の儲かる時代 *後期は社会が固定化し下の階層の者は抜け出せない時代 いき *いきいきとした洗練された感じ *江戸時代前期を代表する精神 つう=通 *その方面に通じていること *江戸後期の特色を示す精神 すい 推察の鋭いこと 不易 時間の流れによって価値の動かない表現の性質〜時間をこえて人の心をうつ作品 不易流行説 不易の作品も生まれた瞬間は流行の作品だった。流行に深まるほか、不易に達する道はない
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「およそ三十年間、入試の出題と採点をしてきた罪滅ぼしに、この本を書いた」 自分たちでのびのびと興味の湧いた事を探究する猶予もないほどのカリキュラムが、結果的に第二のアインシュタインや第二のリーマンになるはずだった人たちの未来を痩せ細らせてしまったのでは、と思った著者が「入試で合格...
「およそ三十年間、入試の出題と採点をしてきた罪滅ぼしに、この本を書いた」 自分たちでのびのびと興味の湧いた事を探究する猶予もないほどのカリキュラムが、結果的に第二のアインシュタインや第二のリーマンになるはずだった人たちの未来を痩せ細らせてしまったのでは、と思った著者が「入試で合格点の取れる古文学習を紹介」(「合格さえすれば、あとは自分の専門でのびのびと成長してくれたまえ」とのこと)した本。 語りかける言葉で書かれ、時にちょっとした図や絵も示しながら、古文に登場する人たちの暮らしや、物事の捉え方、言い回しなどの土台になる知識や、入試問題の解釈のテクニックなどが記されている。 入試ははるか昔に終えたので、今となっては、気になる項目を気の向くままにのびのび読むだけだが、面白い本なので、高校生の自分がこの本のことを知っていたらなあ、とちょっと思う。「21世紀版少年少女古典文学館」シリーズ並みに古文の世界の解像度が上がる本。
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