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私の「歌舞伎座」ものがたり 朝日新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2010/02/12 |
JAN | 9784022733221 |
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私の「歌舞伎座」ものがたり
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私の「歌舞伎座」ものがたり
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
さすが知識、鑑賞経験豊富で、確かに「私の」と書名につけても良い方。名優も通もいなくなり、戦後の歌舞伎を伝える術がなくなる中、筆者にはできる限り舞台を見続けていただき、そして文章に残してもらいたい。
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1889年に開設され、2010年に現在の姿に建て替えられることになった歌舞伎座に、60年にわたって通い数々の演技を見てきた著者が、その記憶を振り返っているエッセイです。 著者は、本書のなかでしばしば「私は歌舞伎座の歴史を書くつもりはない」と述べており、あくまでエッセイとしてのス...
1889年に開設され、2010年に現在の姿に建て替えられることになった歌舞伎座に、60年にわたって通い数々の演技を見てきた著者が、その記憶を振り返っているエッセイです。 著者は、本書のなかでしばしば「私は歌舞伎座の歴史を書くつもりはない」と述べており、あくまでエッセイとしてのスタイルを崩してはいないものの、著者ならではのするどい批評が随所に示されており、役者たちによって歌舞伎座の舞台がつくられてきたことがていねいにえがき出されています。 なお、興味深く感じたのは、蜷川幸雄演出の『リア王』と、野田秀樹演出の『愛陀姫』について述べられているところです。著者は、これらの試みが歌舞伎座の「批評」の役割を果たしていると指摘し、「歌舞伎座を上演するのに、もっともふさわしく、もっとも重要な規範であった歌舞伎座という劇場そのものの実体もあきらかになった」と述べています。作品そのものが批評性をもちうるという指摘はむろん興味深いものですが、ここではそれが劇場のありように対する批評として解釈されていることに意外性を感じます。
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劇評家の渡辺保さんが、自身の観劇歴をまじえつつ、歌舞伎座の名舞台を振り返る。。歌舞伎ビギナーにも見巧者さんにもオススメな1冊。 伝統を守るというのは、つまり新しい時代を切り拓いていくこと、変化し続けることなんだなーと思えてきます。
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