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広報室沈黙す 文春文庫
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高杉良【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/02/10
JAN 9784167773403

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商品レビュー

3.8

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2023/06/08

80年代の小説なので、古さは感じます。 仕事の関係者を実家に泊めたり、就業後に家に仕事の電話をしたりと、今では考え辛いのではないでしょうか。ただ、カリスマ経営者が会社を私物化するのは現代でも見られることで、変わらない人間の業を感じました。 本書を読んだ学びとしては、 ・コーポレ...

80年代の小説なので、古さは感じます。 仕事の関係者を実家に泊めたり、就業後に家に仕事の電話をしたりと、今では考え辛いのではないでしょうか。ただ、カリスマ経営者が会社を私物化するのは現代でも見られることで、変わらない人間の業を感じました。 本書を読んだ学びとしては、 ・コーポレート・ガバナンスの大切さ ・ミドルマネージャーの苦悩 でしょうか。 主人公が新聞記者と上司の板挟みになるシーンは読んでいておなかが痛くなりました。 またミステリー的な面白さもあり、楽しかったです。 何度か出てくる山本五十六の名言が沁みる作品です。単純な勧善懲悪ものではないのが、リアルでした。

Posted by ブクログ

2023/01/16

安田火災をモデルにした小説。 高杉良は虚構の城に続いて2作目ですが、 モデルがあるだけにリアリティがあるものの・・・。 一つは昭和55年と平成の現代との時代の違い、というものがあるかもしれない。 また高杉良の小説に出てくる人物が割とワンパターンな点も気になる。 とはいえ...

安田火災をモデルにした小説。 高杉良は虚構の城に続いて2作目ですが、 モデルがあるだけにリアリティがあるものの・・・。 一つは昭和55年と平成の現代との時代の違い、というものがあるかもしれない。 また高杉良の小説に出てくる人物が割とワンパターンな点も気になる。 とはいえ、広報パーソンならば読むべき一冊なのは間違いない。(2010.7.31)

Posted by ブクログ

2021/07/31

昭和30年代後半の安田火災海上保険をモデルとした経済小説。 長らくトップに君臨する帝王がいる大企業で新しく広報課長に着任した30代後半の社員の奮闘を描く。ワンマン経営下での不透明な人事。それを嗅ぎつける新聞・経済誌記者の矢面に立つ主人公。社内と社外の板挟みに苦しむ場面のオンパレー...

昭和30年代後半の安田火災海上保険をモデルとした経済小説。 長らくトップに君臨する帝王がいる大企業で新しく広報課長に着任した30代後半の社員の奮闘を描く。ワンマン経営下での不透明な人事。それを嗅ぎつける新聞・経済誌記者の矢面に立つ主人公。社内と社外の板挟みに苦しむ場面のオンパレードは読んでいるこちらが胃が痛くなる。 広報マンを詳らかに描いた小説は珍しいが、読者を引き込む経済小説の巨匠の文才はさすが。

Posted by ブクログ

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