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B.A.D.(1) 繭墨は今日もチョコレートを食べる ファミ通文庫
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B.A.D.(1) 繭墨は今日もチョコレートを食べる ファミ通文庫

綾里けいし【著】

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B.A.D.(1) 繭墨は今日もチョコレートを食べる ファミ通文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 エンターブレイン/角川グループパブリッシング
発売年月日 2010/01/30
JAN 9784047262867

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商品レビュー

3.8

34件のお客様レビュー

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2024/09/14

最近同作者の新作を味わった関係でこちらも読みたくなる欲に耐えられずつい読み始めてしまったよ 読んだのはかなり昔の筈なのにちょくちょく覚えているシーンがあるのは結構心に刺さる作品だったからなんだろうなぁ 紅い唐傘を差すゴシックロリータ姿の繭墨あざか、腹に鬼の子を宿す小田桐勤 メ...

最近同作者の新作を味わった関係でこちらも読みたくなる欲に耐えられずつい読み始めてしまったよ 読んだのはかなり昔の筈なのにちょくちょく覚えているシーンがあるのは結構心に刺さる作品だったからなんだろうなぁ 紅い唐傘を差すゴシックロリータ姿の繭墨あざか、腹に鬼の子を宿す小田桐勤 メイン二人の設定だけでも強烈に惹き付ける力を持っているのに、作中に依頼人や関係者として登場する人物がそれぞれに狂気を宿しているものだから何もかも強烈 依頼人や関係者は登場時こそ発言が支離滅裂な事が多い。けれどあざかによってその思惑が解説される事で、それは狂気のままに一本気の通った人物であると判る ただ、それは他者の理解を許す存在ではないから理解してはいけない。だというのに小田桐が生来持つ気質や腹の鬼が彼らと感情や記憶をリンクしてしまうが故に小田桐は狂気に接する苦痛を得てしまうという展開は恐ろしい もう地獄から逃れられないと実感した小田桐はそれでも地獄を避けようとするね それは生物として当たり前の行動なのだけど、地獄を忌避しながら地獄そのものの身体で地獄のような繭墨あざかの傍に侍る小田桐は矛盾の塊 だから基本的に彼は受動的で狂気は相手の方からやってくるか、小田桐は知らず知らずの内に引き寄せてしまう その最たる例が繭墨あさとか 最初は友人の顔をして近づいて来たのに、彼が小田桐に齎したのは破滅と地獄と裏切り 彼の狂気が小田桐も静香も壊してしまった。その経験が小田桐の人生から全てを奪った そんな彼が地獄の中で望んだのが「死にたくない」であり望んだ相手があざかだった。なら、それは一種の約束で 彼が地獄の中で選んだ一つが有るならば、その一つだけには誠実に有るべきで 今までも、そしてこれからも地獄ばかりな小田桐がそれでも自分の意志であざかの傍に戻ってきたシーンにはジーンと来るものがあったし、何よりも鬼の子と対面するシーンは本当に良かったよ 彼にとっては災厄の象徴で自分が普通ではないと意識付ける重石。腹が疼いた際には殴りつける事さえ有った それでも無邪気な子供に静香と自身の面影を感じて、鬼の子を自分達の子供だと認知した。そして彼女に唯一の名前を付けた その経験は小田桐にとって自分の人生を改め直す転機となるね だから、あれ程に恐怖を覚えた静香さえも抱き締められた。それらは彼が自身の地獄を認められた象徴的なワンシーンだと感動してしまったよ 久し振りに読んだけど、想定以上に情緒を揺さぶられたというか結構楽しめてしまったよ やはり良い作品は良いものだね

Posted by ブクログ

2021/03/15

ホラーとミステリーが混ざった救いようがない物語。狂ったホームズと平凡な善人のワトソン、5つの話で繭墨の性格と性質、小田桐の性格と性質が分かる1冊になっていて軽いご挨拶といった印象を受けた。

Posted by ブクログ

2019/01/09

キャラがライトノベルふうなホラミスで良くある形式を出ていない この手の話は同工異曲で作るのが楽そうだ これといった特徴もないが全体としてそれほど悪いわけではないので 文章量を半分にして同筋を描いてみるとどう変わるか見てみたいかも

Posted by ブクログ