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殺人分子の事件簿 科学捜査が毒殺の真相に迫る
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殺人分子の事件簿 科学捜査が毒殺の真相に迫る

J.エムズリー(著者), 山崎昶(著者)

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殺人分子の事件簿 科学捜査が毒殺の真相に迫る

定価 ¥2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 化学同人
発売年月日 2010/01/01
JAN 9784759811964

殺人分子の事件簿

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商品レビュー

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2024/11/16

文句なしで面白かった。 同著者の『毒性元素』の続刊だそうで、そちらもぜひ読みたいと思った。 薬理凶室のくられ先生が、なにかの折に紹介していた本。 それなりに厚みのある本だし、まずは図書館で借りて読もうと考えていたら、私の住む地方自治体の図書館にはなく、県立図書館から取り寄せてもら...

文句なしで面白かった。 同著者の『毒性元素』の続刊だそうで、そちらもぜひ読みたいと思った。 薬理凶室のくられ先生が、なにかの折に紹介していた本。 それなりに厚みのある本だし、まずは図書館で借りて読もうと考えていたら、私の住む地方自治体の図書館にはなく、県立図書館から取り寄せてもらった。うーむ惜しい。こんなに魅力的で素晴らしく面白い本だというのに、なぜ自治体の図書館にないのだ。(答え・この手の本が好きな人は、迷わず購入するから) タイトルにかなり外連味があるので、いかがわしい雰囲気を感じてしまうけれども、内容はいたって真面目で誠実……(まあ、ところどころ、おかしな部分もあるのだが、そのあたりはちゃんと翻訳をしてくれている方が訂正してくれているので、読んでいて安心感がある) 二部立てになっているけれど、この二部構成はちょっとした目安という感じ、10章構成の項目といっていいかな、それぞれの章で紹介されている毒物はバラエティに富んでいてとても魅力的だ。 各章では、まず毒物の紹介から始まり、それがどういうものなのかを丁寧に解説している。化学的な内容も含むが身構える必要はなく、中学生レベル、高校生レベルの知識があれば難なく理解出来る内容だ。 当たり前に毒物には歴史があり、その毒物が生まれた背景や現在の状況などがある。章の始めにそうした紹介がなされ、次に実際に起きた事件が紹介される。事実は小説より奇なりというのは本当で、時には現実感の無い逸話などが紹介されている。 こうした事件の社会背景についても軽く説明がされていて、好奇心をほどよく刺激する。 巻末の丁寧な化学的な解説など、好きな人にはたまらない構成だと思う。 カロリーの高い本なので、文が平易で読みやすいにも関わらず、咀嚼にはエネルギーがいるがそれ以上の価値はあると思う。 ぜひ手元に置いておきたい一冊。

Posted by ブクログ

2020/01/13

自然界由来もしくは人工の毒による殺人についての話。どのような仕組みで絶命に至るのかの説明と、その化合物を使った殺人事件の話がてんこ盛りだが、殺人に至るまでの背景、毒を盛る過程の話に多くが割かれており、冗長である。その割には、一つ一つの事件はそこまで掘り下げているわけではないので、...

自然界由来もしくは人工の毒による殺人についての話。どのような仕組みで絶命に至るのかの説明と、その化合物を使った殺人事件の話がてんこ盛りだが、殺人に至るまでの背景、毒を盛る過程の話に多くが割かれており、冗長である。その割には、一つ一つの事件はそこまで掘り下げているわけではないので、毒殺事件のノンフィクションとしても、私としてはかなり物足りないというか単調な感が否めないが、こういうノンフィクションが好きな人には、いろんな話が読めておすすめかもしれない。 リシンを用いた殺害、ポロニウムを用いた暗殺のような、政府レベルの関与が疑われるような物から、夫婦間や家族を殺害するものまで、いろいろある。何人もの女性と結婚と離婚を繰り返し、殺人を繰り返していく・・・などわがまますぎて、到底理解不能なものだらけである。呆れるというか、やはり人を殺めようとする人間の思考は、普通の人間の考える範囲を超えているのだと思わされた。これを読んで、毒殺を計画するのは極めて愚かで、むしろどのような毒殺も容易に露見すると考えた方が良いだろう。

Posted by ブクログ

2019/01/12

2010/6/29 予約  7/7 借りる。 少しずつ読んでいます。 12/24 返却 かなりのところまで読んだのだけれど、全部は読みきれなかった。 ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/d6776143a9...

2010/6/29 予約  7/7 借りる。 少しずつ読んでいます。 12/24 返却 かなりのところまで読んだのだけれど、全部は読みきれなかった。 ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/d6776143a92ef4d63acc92e95386e5ab 『なぜなに「化学」研究所』 : 〜 パそぼとベルルのあれこれフリーク  2010/5/13 毒物に関する、科学的な説明と、毒物を使った事件がかかれています。 中には、医療にかかわる医師や看護師などが、お金のため・目的不明などで 数百人オーダーで次々と 患者を毒殺する事件が紹介されている。 毒より恐ろしい 人間もいるんだぁ・・・。 内容 : 世間を震撼させた10の毒物事件。その犯行に悪用された化学物質の正体は何か。 そして完全犯罪を目論む殺人犯を、科学捜査はどう追いつめたか。 司法科学者の眼から毒物がからむ事件について概観する。 著者 : ケンブリッジ大学化学科の常勤科学ライター。 身辺・日常の化学的事柄を取り上げ、巧みな筆力で読みやすい書物を執筆。 著書に「逆説・化学物質」「化学物質ウラの裏」「毒性元素」など。

Posted by ブクログ