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孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2010/01/30 |
| JAN | 9784309245065 |
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孤独の科学
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商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
発刊当時から気になっていた本書を10年以上も過ぎた今ようやく手に取りました。 孤独感というものについて世間のイメージはやはり良くなく、人付き合いがなく孤立していて、老化や寿命を早めてしまう由々しきやつ、という印象を持つ人が多いのではないかと思います。(自分はそう悪いものではないのではと思っていました) 本書を読むとそれは決して間違いではなく、どころか思っていた以上に人を苛むものなのだということがよくわかります。 (孤独感の痛みは破壊的な心の痛手(p23)、ある日に孤独を感じると、孤独な中高年の人は、朝の尿中のストレスホルモンであるアドレナリン値が高まることがわかった(p142)、次の日の朝コルチゾール値が上昇する(p143)、孤独な人は(略)睡眠の質が非常に低い(p146)) さらに第8章の、幼少期にどれだけ人と温かく触れ合えたかまたは触れ合えなかったかということがその後の人生にどれほど影響を与えるかという実験の結果の数々も興味深くも恐ろしいものでした。 科学的に調べた結果としてここまで列挙されてしまうと本当に怖くなります。 じゃぁどうしたら孤独感を減らせるのか、減らすとどう良いのかというところが後半のメインになっております。 p48の著者の大失敗についてのエピソードが面白かったですね。 なぜそんな間違いになるのかと思いつつも結果的にはそのおかげで思いもかけない交流ができたというホットなエピソードでこの話から「社会的な繋がりが持つ癒しの力が働くかどうかは、それをスムーズに取り込む経路の有無にかかっている」という結論(?)を出していますが、孤独感を乗り越える手段として人と繋がろうとすることの重要さを感じさせられます。 結論としても似たようなことが書かれており「日常の暮らしの中で、ごく表面的なものであっても自分とつながりを共有する人々に、もっと一生懸命手を差し伸べること(p334)」が孤独感をなくしていくことに繋がるとあります。 孤独感というものは待ってるだけでは減らしていけない、「望んでいる変化にあなた自身がなりなさい(p344 ガンディーの言葉)」というように求めていかなくては乗り越えられないよということなのでしょう。 p214ではパートナーとの関係について触れられていて「結婚生活での問題を解決するときには、二人の前途は愉快で楽しいという見通しを持ち続けていれば(たとえ、その陽気さに見合うほどのコミュニケーション技能がなくても)、不機嫌な顔でどうにか適切な言動を続けるよりも、パートナーを幸せにしてやれる可能性がはるかに高くなる」とあり。 言われてみると確かにそうだろうなと思いますが、夫婦仲があまり良くない人の中でも特に日本人は、あんまりできない人が多いんじゃないかなーと思いました。 機嫌良くいるとか明るく居る事が大事なんだなと。(夫婦間だけでないでしょうけど) 多くの研究や実験のデータ、エピソードが詰め込まれていて興味深く面白い一冊でした。 近頃新装版もでたようなので決して内容も古くなく今でも読まれる一冊だと思います。
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これを読んで、そういえば漱石の「こころ」は孤立化する社会=アイデンティティを重視する自立の時代を問う内容があることから、教科書に採用されているらしいというのを思い出した。 完全な自立を理想とする社会は、孤独感を増加させる。孤独感は、空腹感と同様の「危機的状況のシグナル」である。社...
これを読んで、そういえば漱石の「こころ」は孤立化する社会=アイデンティティを重視する自立の時代を問う内容があることから、教科書に採用されているらしいというのを思い出した。 完全な自立を理想とする社会は、孤独感を増加させる。孤独感は、空腹感と同様の「危機的状況のシグナル」である。社会的なつながりを重視することができたら、自分も(生物学的特性の力を借りて)より良い環境を作り出せるかもしれない。
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一人でいることと、孤独であることは違うとこの本は言う。孤独という有害な状態は避け、一人(もしくは二人)でいることを楽しみたいと思う。
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