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誰も書かなかったアメリカ人の深層心理 その誤解が招いた日本社会の弊害
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誰も書かなかったアメリカ人の深層心理 その誤解が招いた日本社会の弊害

加藤諦三【著】

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誰も書かなかったアメリカ人の深層心理 その誤解が招いた日本社会の弊害

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2010/01/20
JAN 9784022504913

誰も書かなかったアメリカ人の深層心理

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商品レビュー

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2024/06/08

アメリカ人が、宗教信仰を土台とし、家族を大事にすることで、貧困層から富裕層まで総じて幸せ。超楽観主義の国 日本人は、宗教などの土台がなく、家族関係が希薄ゆえ、幸せと感じる割合が低い。超悲観主義の国 資本主義を論じる場合、日本では「株など金儲けできれば何でもあり」となりやすい ...

アメリカ人が、宗教信仰を土台とし、家族を大事にすることで、貧困層から富裕層まで総じて幸せ。超楽観主義の国 日本人は、宗教などの土台がなく、家族関係が希薄ゆえ、幸せと感じる割合が低い。超悲観主義の国 資本主義を論じる場合、日本では「株など金儲けできれば何でもあり」となりやすい アメリカでは「単に金儲けでは尊敬は得にくい。能力があり、人々に価値を提供」が尊敬される 上記が本の要約だが、昔は神道により、日本でも「お天道様が見ている」的なものがあったが、近年はそれらの考えが希薄になり、「何でもあり」を危惧する

Posted by ブクログ

2012/04/26

――――――――――――――――――――――――――――――○ アメリカのレーガン政権によってメチャメチャにされたのは日本とイギリスである。サッチャー首相は、レーガン政権の経済政策にならって競争主義、成果主義を取り入れた。しかし残念ながらイギリス人は、アメリカ人ほど強くはない。格...

――――――――――――――――――――――――――――――○ アメリカのレーガン政権によってメチャメチャにされたのは日本とイギリスである。サッチャー首相は、レーガン政権の経済政策にならって競争主義、成果主義を取り入れた。しかし残念ながらイギリス人は、アメリカ人ほど強くはない。格差を格差と感じない強さが、イギリス人にはない。イギリス人や日本人には、失敗の中で、自分の人生の明るい未来を思い描く楽観的なところがない。アメリカ人にはこれがある。74 ――――――――――――――――――――――――――――――○ 心理学者のマズローが、心理的健康な人、つまり自己実現している人の考え方の特徴として「それにもかかわらず」(in spite of)ということを挙げている。ある事実を、心理的に健康な人が解釈するのと、神経症的傾向の強い人が解釈するのでは全く違ってくる。77 ――――――――――――――――――――――――――――――○ アメリカにおいて企業が競争主義とか成果主義とかいうものによって経営されようがされまいが、それらのことによってアメリカ人の心理的安定や信頼感のある人間関係は日本に比較してあまり影響されない。(…)アメリカの強さの本当の原因は、所得の低い人たちの心理的安定である。144 ――――――――――――――――――――――――――――――○ 心の世界を持っていないと、事業に失敗したときに単に「この事業では駄目だった」と思うのではない。これで自分の人生が終わると思ってしまうのである。したがって失敗の怖れのレベルが違う。心の支えがある社会における経済活動と、心の支えがない社会における経済活動とは、どう考えても違う。つまり社会の中における経済活動の位置が違う。人びとの心の中における経済活動の位置が違う。日本ではアメリカに比べて重要な位置を占めすぎている。148 ――――――――――――――――――――――――――――――○ アメリカを見習っているつもりで、実は一部の深刻な神経症者を見習っているということもある。(…)そしてまた、アメリカの一部の神経症者を見て「もうアメリカは駄目だ、駄目だ」と騒いでいる人びともいる。230 ――――――――――――――――――――――――――――――○

Posted by ブクログ

2012/02/07

夫がアメリカ人なので、バックグラウンドを知るべく読んでみました。 「権威と宗教と家族を大切にする」 「家族を大切にしていなければ、経済的成功者も尊敬されない」 統計結果を数字で表しながら、各国との比較も含めて述べられている。 結婚・離婚が多いのは「自立」が早く、かつカップル...

夫がアメリカ人なので、バックグラウンドを知るべく読んでみました。 「権威と宗教と家族を大切にする」 「家族を大切にしていなければ、経済的成功者も尊敬されない」 統計結果を数字で表しながら、各国との比較も含めて述べられている。 結婚・離婚が多いのは「自立」が早く、かつカップル社会だからと考えていたが、 「素敵な家族」に対するあこがれや信念によるところも強いのかもしれないと考えた。 読んでみて、夫本人からは聞かないアメリカ像が得られた。 きっと、夫の方も日本人について私が考えもしないことを、「へー」とか「なんで?」とか思っているのだろうなぁ。

Posted by ブクログ

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