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僕がなめたいのは、君っ!(5) ガガガ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2010/01/24 |
JAN | 9784094511864 |
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僕がなめたいのは、君っ!(5)
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僕がなめたいのは、君っ!(5)
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
いろいろ詰め込んで程良く纏めた完結編
これまでのゲストが総登場、いろいろぎっちり詰め込んで二転三転する展開の果てに心地良く幕を引く完結編である。今回は口絵にあるように「ニセ洋」なる人物が登場して恋敵的な振る舞いを見せる。こういう展開でヒロインが心奪われようものなら……と神経質にもなりそうなところだが、誕生の経緯が解れ...
これまでのゲストが総登場、いろいろぎっちり詰め込んで二転三転する展開の果てに心地良く幕を引く完結編である。今回は口絵にあるように「ニセ洋」なる人物が登場して恋敵的な振る舞いを見せる。こういう展開でヒロインが心奪われようものなら……と神経質にもなりそうなところだが、誕生の経緯が解れば「なるほどねぇ」ともなるし、まぁ、表紙へと続くための伏線だと思えば良いかと。 花視として人の心や想いを視てきながら自分の気持ちは視てこなかった、想いを伝えることなく流されていたことを自覚し、そのことを悔やみ、気付かせてくれたみんなへの感謝とともに生まれ変わっていく洋の姿が描かれている。これは、常識や固定概念に捉われて自分をその中に当てはめようとする受け身な考え方から、常識は変わるもの、固定概念は打ち破るもの、だから捉われず自分に正直であろうとする自主的な考え方への変化でもあり、それが自らの殻を破って成長することに繋がる、という含蓄があって良かった。いつになくヘタレに描かれていた中盤までに比べて、莉花さんへの想いを溢れさせた終盤からは、(ちょっとだが)違いを見せて頑張った洋である。ただ、今回、というか今回も一番頑張っていたのはオズガだったりする。オズガの挑発に対抗する莉花さんというやり取りを見ると、どっちがメインヒロイン?という存在感である。月夏ちゃんのお母さんのことも解決へ向かったが、もう少し頁を割いて、せめてお母さんからの言葉くらいは聞きたかったな。あと、せっかくの表紙に期待が膨らんだが、まぁ、これが莉花さんの精一杯かな?これはこれで本シリーズらしかったと言えよう。 元より起伏のあるストーリーを上手く書いていたし、当初は希薄だったラヴ要素も飛躍させた作者なので次も期待できると思う。新作を楽しみに待ちたい。
DSK