増補新版 黒澤明 生誕100年総特集

芸術・芸能・エンタメ・アート

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2010/01/15
• JAN: 9784309977300

商品レビュー

2024/06/22

「黒澤明 永久保存版: 映画のダイナミズム (KAWADE夢ムック)」1998/12/1
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「黒澤明 永久保存版 増補新版: 生誕100年総特集 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)」2010/1/1
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「KAWADEムック 黒澤明 増補決定版 生誕110年」2020/2/21

と、ほぼ１０年おきに増補したり"決定したり"している、商魂逞し……いや文化的に意義深いムックの、今回読んだのは2010版。
amazonレビューによれば、増補"新"されたのは、黒澤和子・編「黒澤明が選んだ百本の映画」と、西村雄一郎「没後百年の黒澤明」の２件。
黒澤百選は文春新書2014にあったが、それをくっつけただけだろう。
ちなみに2020版の書影で確認できる増補"決定"は、四方田犬彦、上島春彦、友常勉、の３件。
2030に"最終決定"でも出るのか？

関係者や、寄稿を小遣い稼ぎにする業界人、が跋扈するのがこの種のムックの常だが、そういうやっかみも含めて雰囲気を確認できた。
やっぱり黒澤自身の自伝やインタビューにも手を伸ばしたいな。

2020/12/21

元々は1998年に亡くなられた時に作られたものを、100周年の2010年に増補したムック。

様々な人が監督について語ったコラム、北野武監督などとの対談、作品のレビューまでかなり読み応えがある一冊。車谷浩司（BAKU～Spiral Life～AIR～Laika Came Back）の書いた文章があるのには驚いが、文才のなさにがっかりした。

黒澤監督が選んだ映画が100本載っていて、コメントも付いていて大変興味深かった。また観たい映画が増えて大変です（笑）　黒澤監督の全作品のレビューも面白かった。　

僕のような初心者にはうってつけのムックでした。