シャーロック・ホームズに愛をこめて 光文社文庫

ミステリー文学資料館(編者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2010/01/12
• JAN: 9784334747169

商品レビュー

2020/03/07

4

半分以上の作品が、日本版ホームズ贋作展覧会（上・下）河出文庫 所収作品と重複。
山田風太郎、木々高太郎、深町眞理子が上巻。
星新一、加納一朗が下巻。

いずれも有名作で新味はないが、贋作展覧会が入手しにくいことを考えれば、資料的価値はある。

2015/02/24

ホームズパスティーシュ・アンソロジー。大好きな星新一さんのホームズが読めて嬉しいけどひどいホームズであった！
ホームズのパスティーシュを読むと、夏目漱石もホームズシリーズの登場人物であるように思えてくる。

2014/04/09

日本人が書いたホームズのパスティーシュとパロの短編集。

『黄色い下宿人』と『緋色の紛糾』は既読でしたが、『黄色い下宿人』はやはりいいですね。
雰囲気も正典に近いしオチもいい。
あとは、『死の乳母』も正典にあってもおかしくないような話で良かった。
『踊るお人形』の命のポーズをするホームズを思い浮かべると笑えました。
『「スマトラの大ネズミ」事件』は、正典の雰囲気も出しつつ驚きのオチがあったり、二人の友情があったりで良かったです。

でも日本にホームズがいたり、話し方や性格が全然違ったりという話もあるので、正典に思い入れが強かったりホームズはこうあるべき！というのが強い人は楽しめないとは思います。