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狼花 新宿鮫Ⅸ 光文社文庫新宿鮫シリーズ9
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商品詳細
| 内容紹介 | 大麻所持のナイジェリア人の取調べにあたった鮫島。その背景から突き止めた盗品を専門に売買する「泥棒市場」。その組織の中心にいたのは宿敵・仙田だった。一方、組織犯罪対策部の理事官へ異動となった鮫島と同期の香田は、外国人組織の撲滅のため暴力団と手を組むことを画策し・・・。孤高の刑事・鮫島にある「決断」が迫られる!人気の「新宿鮫」シリーズ最大の問題作! |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2010/01/12 |
| JAN | 9784334747084 |
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狼花
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商品レビュー
4.2
30件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
読書感想|狼花 新宿鮫9 大沢在昌の人気シリーズである新宿鮫シリーズも本作で第9弾になる。 本作では、これまでの鮫島と因縁があった複数の人物が一気に登場し一堂に会するということで、ある意味で物語の一つの総決算を迎える。 このシリーズで鮫島の仲間になるような人間は上司の桃井と恋人の晶、そしてママホースのママぐらいしかいないので、因縁のある人物=鮫島の敵役となる。具体的に言えば、数作にわたって暗躍していたロベルト村上/深見/仙田と、鮫島の同期キャリア入庁である香田の二人だ。 最初は比較的単純なプロットであったこのシリーズも、ここ数作は作品が長大化した結果、一言であらすじを書くのがかなり難しい。 本作のきっかけとなるのは日本に戻ってきた仙田が作った購買市場(泥棒市場)の摘発を狙う鮫島の捜査の話なのだが、そこにいつもの通りヤクザが関わってくる。ただし本作で関わってくるヤクザは新宿を根城とした組ではなく、関西最大の広域組織「稜知会」だ。当然、鮫島の戦う敵もより強大になっている。 この稜知会の幹部の一人である毛利は、仙田が作った泥棒市場を乗っ取るために、仙田の右腕であり、精神的な恋人とも呼べる明蘭と恋人関係になる。仙田からすれば、自分が作ったシステムと恋人の両方をヤクザに取られる危機と向かうことになるわけだ。 一方で、日本の警察側では外国人犯罪の増加を前にして、警視正の香田が『毒を持って毒を制す』方針のもと、稜知会に泥棒市場を抑えることを黙認し、その代わりとして外国人犯罪の情報を警察側に流すという取引の構図を作ろうとする。表向きは警察の最大の敵であるヤクザと提携関係を結ぶわけだから、香田にとっても自分の職と命を懸けた取引となる。 キャリア組の論理を理解しつつも、現場警察官としての境地と誇りを大切にするサメジマは、この取引を潰しつつ、かつ香田を逮捕するために活動を開始する・・・と言うのが本作の大まかなあらすじだ。 前作の風化水脈でも少し描かれたように、最近の新宿鮫シリーズでは、外国人犯罪に焦点が当てられている。これは作品を書いた時の世の中の状況が大きく反映されているのだが、そして同時に近代化できない警察と日本を描くことにつながっている。 本作でよりそのテーマが強く意識されるのが、仙田の正体と、彼が犯罪者となりつつもそれでも守ろうとしようとした「こだわり」がはっきり描かれているからだ。このシリーズを愛読していた読者からすると、まさか仙田がこのようなキャラクターとして描かれ、そしてこのような終わり方を迎えるとは想像もしていなかっただろう。 登場した時には人格を感じさせない抽象的かつ悪魔的な人間だったのが、本作では人間的な要素が強調されており、読んでいて戸惑う部分もあった。劇中で鮫島が言うように、もしかしたらそれは年齢によるものなのかもしれないし、あるいは日本という国が変わる中で、変わらなかった一人の人間としての寂しさを描こうとしたのかもしれない。 毎回タイトルが作中のクライマックスを指し示しているこの新宿鮫シリーズだが、本作の副題となる『狼花』は、まさに物語の最終局面で外からは”花”として扱われていた女性が、最も強い”狼”と明らかになる瞬間を表している。 すでに退場してしまったが、真壁や仙田のように過去作に登場してきた犯罪者が複数回登場するのが本作の特徴なので、もしかしたらまた彼女も鮫島の敵として登場することもあるかのもしれない。
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鮫島さん!最高っす! ストーリースケールは大きくはないが、過去シリーズからの絡み合いがエゲツなく、素晴らしい! 主人公を取り巻く、仲間、敵、表向きは敵だか真相は認め合っている同期たちが、深みのある事件解決ストーリーを彩っていて、長編小説を飽きさせない 最期は悲しくもあり、次...
鮫島さん!最高っす! ストーリースケールは大きくはないが、過去シリーズからの絡み合いがエゲツなく、素晴らしい! 主人公を取り巻く、仲間、敵、表向きは敵だか真相は認め合っている同期たちが、深みのある事件解決ストーリーを彩っていて、長編小説を飽きさせない 最期は悲しくもあり、次作の登場人物はどーなってしまうのか、心配にはなるが、とにかくこの作品は最高の出来だとおもう
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※このレビューにはネタバレを含みます
新宿鮫9、新宿中央公園でナイジェリア人が大麻樹脂(ハシシ)を奪われる、犯人は同じナイジェリア人。この大麻を巡る「泥棒市場」の利権・覇権争いを警察、ヤクザ、外国人犯罪組織の目論見が複雑に絡む。その中で、中国人クラブホステス・呉明蘭が、愛する男のため役立つため、あろうことかクスリの商品鑑定に手を染める。明蘭の周囲で利権抗争が勃発し、さらには殺人事件をも助長する。外国人犯罪組織殲滅を目指す警察キャリア香田理事官と鮫島が対峙し、警察の正義とは何かを両者が噛み合わずも罵倒し合う場面は、俺の感情が最大に高揚した。
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