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花の回廊 流転の海 第五部 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 昭和32年、大阪で再起を賭け、松坂熊吾は妻の房江とともに電気も通らぬ空きビルに暮らし始める。十歳になった伸仁は、尼崎の集合住宅に住む叔母に預けられるが、朝鮮半島からやってきた貧しい移住者たちの凄絶な人間模様に巻き込まれていく。戦後という疾風怒濤の時代を生きた父と子を描く「流転の海」シリーズ第5部の登場。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2009/12/24 |
| JAN | 9784101307541 |
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花の回廊
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4.2
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熊吾は還暦。伸仁は10才。 華々しい生活を取り戻すことはできないが、熊吾らしい時代を読む力で少しだけ道が切り開かれる。 伸仁は相変わらずの天真爛漫さで、学校では煙たがられながら、蘭月ビルで経験値を積み重ねていく。 あとがきで蘭月ビルの人々の話はこの後の話に外せないと言っていたので...
熊吾は還暦。伸仁は10才。 華々しい生活を取り戻すことはできないが、熊吾らしい時代を読む力で少しだけ道が切り開かれる。 伸仁は相変わらずの天真爛漫さで、学校では煙たがられながら、蘭月ビルで経験値を積み重ねていく。 あとがきで蘭月ビルの人々の話はこの後の話に外せないと言っていたので、どう繋がっていくのかが楽しみである。
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大阪熊吾が大阪に戻った昭和32年。伸仁(10歳)は尼崎の「蘭月アパート」に住む叔母に預けられた。居住者たちは貧しく、朝鮮半島からやってきた人々と交流を始める。熊吾は大規模な駐車場運営に乗り出す。 在日朝鮮人と言われた人々の暮らしや当時の政治状況が描かれている。目の不自由な妹を支...
大阪熊吾が大阪に戻った昭和32年。伸仁(10歳)は尼崎の「蘭月アパート」に住む叔母に預けられた。居住者たちは貧しく、朝鮮半島からやってきた人々と交流を始める。熊吾は大規模な駐車場運営に乗り出す。 在日朝鮮人と言われた人々の暮らしや当時の政治状況が描かれている。目の不自由な妹を支えながら前科者の父と暮らす秀才の男の子。熊吾がハッとしたり房江が嫉妬したりするような美しい女の子。伸ちゃんの周りには複雑な家庭環境だけど、魅力的な人がいっぱい。 第四部に比べ、はるかに希望の光が見える。 「清らかなものに縁すれば、こちらも清らかになるが、悪に縁すれば、こちらも悪道へと引きずり込まれる。」 どんな縁をどんな環境をつくっていくのか、それも本人次第なのか。 相変わらず、波瀾万丈の物語。これに近い現実を宮本輝さんやご両親が歩んだなんて考えられない。 怪人二十面相という「蘭月アパート」の住人から溢れる笑い声が響いて終わる。 重厚で清濁入り混じるこの物語。やはり最後まで行くしかないか。
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『流転の海』全九部中第五部。 『新潮』2004.6〜2007.4 昭和32年、松坂熊吾は大阪で再起をかけ、妻と共に電気もガスも通らず、ロウソクだけが灯りという空きビルに暮らす。 10歳の伸仁(宮本輝がモデル)は尼崎の「蘭月ビル」という、まるで貧民窟のようなアパートに住む叔母に預...
『流転の海』全九部中第五部。 『新潮』2004.6〜2007.4 昭和32年、松坂熊吾は大阪で再起をかけ、妻と共に電気もガスも通らず、ロウソクだけが灯りという空きビルに暮らす。 10歳の伸仁(宮本輝がモデル)は尼崎の「蘭月ビル」という、まるで貧民窟のようなアパートに住む叔母に預けられる。 そこの住民はみな貧しく、半分は朝鮮人であり、伸仁は凄絶な人間模様に巻き込まれて行くのだった。 相変わらず、濃いエピソード満開で、そこでもしたたかに生きていく伸仁。 しかし、作者が「どうしても書かなければならなかった一巻」と言っているように、のちの作家生活に大きな影響を与えているだろうことは間違いない。 これまで読んで来たこのシリーズの中でも、出色の面白さだった。 そして、松坂熊吾について、乱暴で苦手な人物と感じていたが、中国や朝鮮出身の人、貧乏人にも分け隔てない人物だと知り、好感度が少しあがった。 とりあえず第六部に進みます。
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