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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 1995/08/01 |
JAN | 9784036502103 |
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ビルマの竪琴
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ビルマの竪琴
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商品レビュー
4.5
14件のお客様レビュー
子どもの頃に映画を見たときは、 戦争映画との認識もなく 悲しいお話としてしか印象に残らなかった。 今回はじめて著書を読み、とても感動した。 悲惨なシーンはないが、戦争に関わるどの立場の人間も正義があり、悩み、辛い思いをしていたことを改めて感じた。 特に印象に残っているのが、 戦争...
子どもの頃に映画を見たときは、 戦争映画との認識もなく 悲しいお話としてしか印象に残らなかった。 今回はじめて著書を読み、とても感動した。 悲惨なシーンはないが、戦争に関わるどの立場の人間も正義があり、悩み、辛い思いをしていたことを改めて感じた。 特に印象に残っているのが、 戦争に負けた日本や日本人を攻めていないこと。 小学生の頃、先生に「戦争を起こした日本人は最低の民族だ」と言われ続けた。とても苦しかった。 このお話では、愚痴や文句がなく、みなが、日本のためにできることを考えようとする。偉そぶらず、お金もうけに傾かず、一生懸命に働こう、と。 そしてもう一つ、ビルマやイギリスの外国人に対しても敬う気持ちで接していること。とくに、我々は得た知識を間違った方向へ使ったのではないかと、ビルマの人を見て深く考えるところ。発展とは、物質的に豊かになるのではなくて、心豊かに、穏やかに、平和に暮らすことではないか、と。 これらのことを、児童文学らしく、やさしく投げかけているこの著書を、ぜひ子どもたちにも読んでほしいと思った。
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子どもとして読んでも、大人になって読んでも、永遠の名作。戦争の惨さが心にしみる話。 それにしても、ミャンマーに行ったとき、「ビルマの竪琴」のビルマと結びつけるのに、結構時間がかかったなぁ…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とてもすばらしい名作でした。 ビルマ戦線の日本軍の話。音楽学校出身の隊長が隊員に合唱を教え、特に楽才に秀でていた一高出身の水島上等兵がビルマの竪琴を戦場でも演奏していた。軍歌を厭い、一高寮歌や敵国であるイギリス民謡が元の埴生の宿を合唱する日々。 この戦争は間違っている、命を落として国に貢献するのではなく、生きて日本の未来のために貢献しようといい、(実際、彼らは生きて国に帰れば官僚や学者となって日本の未来のために貢献できる人たちなのだ。)臆病者といわれないために、自分が先頭になって竪琴をかき鳴らして突っ込む、その後君たちは白旗を揚げればいいと言って突っ込み攻撃の的とされるが蛮族に助けられる。 蛮族に「勇敢だから娘を与える。何人の首を取った?」と聞かれ、一人も殺していないと答えてあわや殺されそうになる水島は確かに戦場で竪琴を鳴らしていて人を殺していないのだ。 隊員たちは水島が生きてビルマの僧侶になったことを知って、インコに「おーい、水島、一緒に日本へ帰ろう」と日本語を覚えこませ、森の中で合唱する。水島は涅槃仏像の胎内で竪琴を弾くが姿は現さない。 水島を呼ぶために隊員は毎日合唱し、日本に戻る前日に水島は姿を現す。収容所の柵ごしに隊員達は『埴生の宿』を合唱する。水島は竪琴を合唱に合わせて弾き、『仰げば尊し』を弾く。「今こそ別れ目。いざ、さらば。」 水島は森の中へ去って行った。 隊員たちに水島からの手紙とインコが届く。 英霊を弔うために此処に残る決意が書かれ、インコは「ああ、やっぱり自分は帰るわけにはいかない。」と言う。 音楽や学問を愛する人たちが全滅するとわかっている戦場に駆り出されて、その中で音楽や友情や日本への貢献の思いや理性に生きている、とても共感できるすばらしい作品でした。 長く世界中で読まれることを願います。
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