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フランバーズ屋敷の人びと 新版(4) 愛ふたたび 上 岩波少年文庫600
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2009/12/16 |
| JAN | 9784001146004 |
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フランバーズ屋敷の人びと 新版(4)
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
うう、2巻に並んでストレスの大きい4巻だった。 2巻はそれでも、まあ若いからしょうがないよね、ハハッ、という雰囲気だったけど、こっちはもう言い訳も効かないんですわ。 結婚しても性格や育ってきた文化背景は変えられないよね。わかる。 これが身分制度の恐ろしい側面なんだろうな。 馬の話が少しでも入るとそこだけは明るくなるが、無理やりに、話に起伏を持たせているような展開がだらだらと続くのは読んでいてしんどかった。 面白いけど。 ドロシーの明るさが救いだ。 しかし、ディックの変わりようにショックを受ける。 これさあ、ディックがいわゆる、婿入り、したんじゃないのか。 同じ下働きの連中同士の意地汚さにもビビる。 シンデレラボーイのめんどくささがこれ。 マークの良さは相変わらずよく分からないから、読んでいてクリスチナの優柔不断さにムカムカする。 文章は美しく、(本当に荻原規子はこの影響を受けていると良くわかる)、物語はうまいのだけど、まあ、メロドラマですね。 戦争は終結しつつある、というところが一筋の光明だった。 クリスチナが恋愛に拘泥しているのもワガママだけど、男3人はみんなもっともっとワガママだし、それを棚に上げて女を批判しつつ、周りの女に対して自分をケアして当たり前、と思っていて驚く。
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幸せな家になるはずの屋敷に愛の嵐が吹き荒れる。 ディックと結婚するクリスチナ。ディックが使用人だったことを知る村の人や屋敷の使用人は、クリスチナの思うようになってはくれない。そこに大怪我を負ったマークが帰ってくる。離れられないマークとクリスチナの関係を気に病むディック、相変わらずクリスチナに愛を囁き自分の思い通りに過ごすマーク。クリスチナの心は乱れる。 どこまでもマークが酷いのに、なぜ突き放せないのだろう。クリスチナと一緒に悩んでしまう。めちゃくちゃな男だが魅力的だ。ディックは悪くないけれど、やはり真面目すぎるところと慣れない屋敷の主人役に間に合っていないところが、クリスチナにはしっくりこない。特に進歩的な考えを持ち、自分の主人であろうとしながら、以前のフランバーズ屋敷の秩序を愛しているクリスチナには。グレイスおばの忠告は、よく見えたものだと。 ドロシーの職業人らしさ、てきぱきとして、友人を思いやり、しかも自分の生き方を曲げるうもりはないところがとてもカッコいい。魅力的な友人である。彼女が側にいることはクリスチナにとって大きな安らぎであり助けだろう。 ディックが落ち着きを感じているディーキン家のロージーが今後関わってきそう。クリスチナとディックがやり直せる感じはあまりないと感じた。
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かつて抱きしめてくれた男を再度心の拠り所にし、屋敷と人生を自分の手で動かしていく力を蓄えていくクリスチナ。 周囲の様々な声が聞こえてくる中、ディックを愛していると確信し、怪物(屋敷)に内包されながらも思い描いてきた家庭を形にしようと、彼を二人目の夫に望む。 農園と屋敷は、昔日...
かつて抱きしめてくれた男を再度心の拠り所にし、屋敷と人生を自分の手で動かしていく力を蓄えていくクリスチナ。 周囲の様々な声が聞こえてくる中、ディックを愛していると確信し、怪物(屋敷)に内包されながらも思い描いてきた家庭を形にしようと、彼を二人目の夫に望む。 農園と屋敷は、昔日の荘厳さをしのぐほどに整えられていく。 だが、屋敷を廻る人々の血は、反比例して濃く渦巻いていく。 憎しみ合う分だけ、激しい愛情に駆られてしまう。 男と女が見つめ合う時の昂ぶった息づかい。 児童文学と言うには、大人にはあまりにリアル。 身に覚えがありすぎて、余計入りこんでしまうのだ。 人は屋敷の駒に過ぎないのか。 運命の前にはひれ伏すしかないのだろうか。 屋敷に飛び込んでみたい方は是非。
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