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「イタい女」の作られ方 自意識過剰の姥皮地獄 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/12/20 |
JAN | 9784087465181 |
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「イタい女」の作られ方
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
著者の中村うさぎさんの定義によると、自分の価値を過剰評価して自信過剰で自意識過剰に陥ってしまっている女性が「イタい女」で、どうすればそのような「イタい女」にならずにすむかということを解説しています。中村うさぎさんの本はこれまであまり読む機会がなかったけれど、ストレートで分かりやす...
著者の中村うさぎさんの定義によると、自分の価値を過剰評価して自信過剰で自意識過剰に陥ってしまっている女性が「イタい女」で、どうすればそのような「イタい女」にならずにすむかということを解説しています。中村うさぎさんの本はこれまであまり読む機会がなかったけれど、ストレートで分かりやすい説明が多くてすらすらと読めました。自分も自信過剰で自意識過剰の「イタい女」にならないようにしなくては、この本を読んでそう感じる女性が多いかも。
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中村氏のエッセイはこれまでいくつか読ましていただきましたけれども、今作もまた、面白かったですね! 男向けか女向けなのか定かではないのですけれども…まあ、男の僕が読んでも面白かったのだから、性別問わず楽しめるでせう! ヽ(・ω・)/ズコー 僕もどちらかと言えば「イマドキの男」...
中村氏のエッセイはこれまでいくつか読ましていただきましたけれども、今作もまた、面白かったですね! 男向けか女向けなのか定かではないのですけれども…まあ、男の僕が読んでも面白かったのだから、性別問わず楽しめるでせう! ヽ(・ω・)/ズコー 僕もどちらかと言えば「イマドキの男」に分類される年齢ですので、著者がおっしゃっていることはよく分かりました。逆に「バンカラ」だの何だの、他にも過去にカッコイイとされていた男共の例が出てきましたけれども、むしろそちらの方が僕的には分からなかったですねぇ…もう僕が学生時代を過ごした頃などには「不良」などと呼ばれる存在は居なかったですから…また、そういった者をカッコイイとするような風潮もなかった…ので、中村氏が定義する草食男はよく理解できました…! ヽ(・ω・)/ズコー 巻末に収録されている松野氏との対談も良かった…のですけれども、松野氏の変人っぷりには少々度肝を抜かれたと言うか、ぶっちゃけ引きました(笑) エヴァとか太宰治とかを参考にして日本の男の内面の変化、みたいなものを取り扱っているのは興味深かったですねぇ…と書いてさよなら。 ヽ(・ω・)/ズコー
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自分は男なのだが、男社会の中でどうにもこうにもやっていけないと感じることがとにかく多かった(というか、まさに今)。なので本書の4章、太宰治について論じられている部分は正に「我が意を得たり!」といったところ。そうなんです、女性的なんですよ!(ただ、自分との類似性故に太宰を嫌ううさぎ...
自分は男なのだが、男社会の中でどうにもこうにもやっていけないと感じることがとにかく多かった(というか、まさに今)。なので本書の4章、太宰治について論じられている部分は正に「我が意を得たり!」といったところ。そうなんです、女性的なんですよ!(ただ、自分との類似性故に太宰を嫌ううさぎ氏に対し、自分はむしろ類似性故に太宰に好感を持った口なのだが)。 本書で論じられているのは主に「イタい女」の話。でも結局「イタい男」も「イタい女」と構造としては同じ。女は横並び、男は上下関係の社会に生き、男は「装着せよ、強き自分」、 女は「装着せよ、ダメな自分」を唱えるからこそ、そこから逸脱している人間はとかく生きづらく、「イタく」なってしまうのだ。そして本書の言う"姥皮"(所謂"謙遜"?)は、横並びの社会で生きる女が生み出したいわば必殺技である。 うさぎ氏の結論は一点集中型の"恋"ではなく、より広範囲の"愛"で生きるべし、とのことだが、自分が考えたのはむしろ、男と女がそれぞれの世界での常識から逸脱して状態で生きていくのがいかに辛く大変か!ということ。「イタい」男や女にならないようにすることも大事だが、もっと多様な選択肢の下で生きられる社会になってほしい。
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