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落語の世界 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2009/12/06 |
JAN | 9784309409962 |
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落語の世界
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「落語の世界」。1967年に出た本です。柳家つばめさんという落語家さん。 要は、落語家さんが、「落語家の世界ってこういうものですよ」と書いたものです。 ただ、それが、1967年の本で、書いた人が「大学卒で初の落語家」と言われた才人さん。 # 柳家つばめさんというのは、192...
「落語の世界」。1967年に出た本です。柳家つばめさんという落語家さん。 要は、落語家さんが、「落語家の世界ってこういうものですよ」と書いたものです。 ただ、それが、1967年の本で、書いた人が「大学卒で初の落語家」と言われた才人さん。 # 柳家つばめさんというのは、1928年生まれで、売れている最中の1974年に病没してしまったそうです。 40代半ば。師匠の5代目柳家小さんが、惜しんで号泣した、という逸話が残っています。 この人は、古典だけでなくて、創作落語、それも時事ネタを大いに取り入れて話題に。 当時の総理大臣の履歴を面白おかしく演じた「佐藤栄作の正体」などは、政府からテレビ局にクレームが入ってテレビ放送禁止になったそうです。 (ま、この手のことは最近も普通にありそうで怖いのですが) # この手の本は、大抵は結局「ファンブック=浅い」になるか「私の履歴書=自慢」になるか「私の人生観=自慢」になる、と相場が決まっています。 なんだけど、この本は一味違う。 1967年現在で、東京の落語界っていうのの経済的な基盤などを解説していたりして、随分と客観的で面白い。 ただ、何と言っても凄味があるのは、「売れない、あるいは一見売れている落語家たちが、けっこう自殺している」という件に踏み込んだ著述。 普通だったら絶対にそんなこと、業界外の人にわざわざ言わないだろうに。 ただ、それだけ、「たった一人の話芸」という芸と、その商売の、業の深さと言うものを思い知らされます。 期待せずに読んだら意外と面白かった一冊。さすが河出文庫?
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落語に興味を持ち出したので、入門編のように読んだ。 客のひとりとして見ているだけでは分からない (し、相手も悟られないように気を使っている) 諸々のことがわかってとても面白い。 前座、二つ目、真打ちそれぞれの喜びや苦悩、大名人の愉快な失敗談、新作落語やお金の話…… なにより作者...
落語に興味を持ち出したので、入門編のように読んだ。 客のひとりとして見ているだけでは分からない (し、相手も悟られないように気を使っている) 諸々のことがわかってとても面白い。 前座、二つ目、真打ちそれぞれの喜びや苦悩、大名人の愉快な失敗談、新作落語やお金の話…… なにより作者の柳家つばめさんが、心から落語を愛している人なんだなというのが端々から伝わってくる。寄席を愛し、お客さまを信頼し、師匠や弟子と関係を深めていけることが幸福でたまらないといった感じだ。そんな落語のために、自分ができることは何かと、意欲にも燃えている。 前書きの師匠の言葉もやわらかくてあたたかい。(師匠の言葉から始まり、師弟についての項で終わる構成は胸が熱い…) この人の高座を見たかったな
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五代目柳家つばめが落語の世界を書いた本。 とても面白く、いい本でした。 芸道の闇をまず示しつつ、それを含め落語が好きだというのが伝わってきていい。 後、現在名人といわれる小三治師や扇橋師の話が見られて面白い。
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