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パイは小さな秘密を運ぶ 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2009/11/27 |
JAN | 9784488136024 |
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パイは小さな秘密を運ぶ
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商品レビュー
3.5
32件のお客様レビュー
ふと古本屋さんで目に留まって、何となく手にとった本。フレーヴィアという化学が趣味の、型破りで自由奔放な少女が主人公。化学が苦手な私は、フレーヴィアが得意げに話す内容に付いていけず、ちんぷんかんぷん。きっと彼女の周りもそうなんだろうなあ。けれどおさげを振り回しながら、生き生きと語る...
ふと古本屋さんで目に留まって、何となく手にとった本。フレーヴィアという化学が趣味の、型破りで自由奔放な少女が主人公。化学が苦手な私は、フレーヴィアが得意げに話す内容に付いていけず、ちんぷんかんぷん。きっと彼女の周りもそうなんだろうなあ。けれどおさげを振り回しながら、生き生きと語る彼女は、確かに憎めないしどこか可愛い。家族との仲も悪い訳じゃなさそうだけれど微妙な距離感があり、時折起こる凄まじい姉妹バトルにびっくりする。さて、庭に倒れていた(後に死亡)男性の事件をめぐって、父親が捕まったこともあり彼女は犯人探しを始める。登場人物が少ないので、犯人は何となくこの人だろうなあと分かるが、「どのように」や「どうして」の部分は、才気あふれる彼女が次々と鋭い洞察力を披露して解決していく。話も面白かったけれど、フレーヴィアと彼女を取り巻く家族や町の人、刑事さんたちなどの人物たちが魅力で読んでいて楽しかった。 この本を書いた人は、当時70 才のカナダ人男性だそう。殺伐したミステリを読んだ後だったので心も温まりました。
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イギリスのコージーミステリーですね。 日本で言うと、少女探偵の本格探偵推理小説です。 作者はアラン・ブラッドリーさん(1938年、カナダ生まれ)推理作家。 ちょっとややこしいのが、アラン・ブラッドリーさんはイギリスに行った事が、この本を書くまではなかったそうです。祖父が、イギリス...
イギリスのコージーミステリーですね。 日本で言うと、少女探偵の本格探偵推理小説です。 作者はアラン・ブラッドリーさん(1938年、カナダ生まれ)推理作家。 ちょっとややこしいのが、アラン・ブラッドリーさんはイギリスに行った事が、この本を書くまではなかったそうです。祖父が、イギリス出身で、幼い頃からイギリスの話を聴かされ、家にはイギリスの本が沢山有って、幼い頃から読書家のブラッドリーさんは、頭の中にイギリスが出来上がっていたそうです。 舞台は、イギリスの片田舎。 時は1950年。 出足でいきなり、部屋に閉じ込められて、猿ぐつわを噛まされ、うしろ手に縛られた主人公が登場する。 三姉妹の末っ子で、生意気でこしゃくなフレーヴィアが主人公。化学が好きで、頭が良く、元気が良くて自由奔放、思い立ったらどこへも行く、自分でみとめるほどの、嘘の名人。それでいて、心根はとてもやさしくて家族思い。 ある日、父の訪問者が、父と口論をしているのを目撃したフレーヴィアは、翌朝、その訪問者が庭で死んでいるのを発見する。父が殺ったのではと、思い込んだフレーヴィアは、事件の解明を自分でなんとかしようと行動を起こす。 十一才の少女探偵の大活躍の推理小説。 もちろん、警察も捜査を開始するのだが、警察よりもフレーヴィアの方が、解決の糸口を先に先にと導き出していく。 ブラッドリーさんは、この小説を書き出したのは六十才前後です。CWAデビュー・ダガー賞を受賞されています。つまり、この作品がデビュー作品になるのですが、ヒット作品になり、六作のシリーズになっています。 フレーヴィアの考えることが、次々と文章となって、書き継がれて、「ぐいぐいとブラッドリーをフレーヴィアの世界にひきずりこんでいった」そうです。 息をつかせぬ位に次々と思考し、行動するフレーヴィアに、読書も引きずり込まれてしまいます。 父親想いのやさしいフレーヴィアにも共感しながらはらはらドキドキ、ページをめくりました。 化学の知識も大変なものです。 ウィットとユーモアもありますので、面白く可笑しく、フレーヴィアを応援しながら楽しみました。 (この本は、メメさんの本棚登録で興味を惹かれました。メメさん、元気な推理力抜群なフレーヴィアの話は、素敵でしたよ。ありがとうございます♪)
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【化学大好き少女フレーヴィア•シリーズ第一弾】 「パイは小さな秘密を運ぶ」 (創元推理文庫) 著者 アラン•ブラッドリー 訳者 古賀弥生 読後の感想としては、11歳の強烈個性の少女探偵フレーヴィアの活躍、面白かったです。笑 序盤はフレーヴィアと2人の姉との仲の悪さや、彼女のち...
【化学大好き少女フレーヴィア•シリーズ第一弾】 「パイは小さな秘密を運ぶ」 (創元推理文庫) 著者 アラン•ブラッドリー 訳者 古賀弥生 読後の感想としては、11歳の強烈個性の少女探偵フレーヴィアの活躍、面白かったです。笑 序盤はフレーヴィアと2人の姉との仲の悪さや、彼女のちょっと不気味?で生意気でなところも気になりながら、徐々に読み進めていくうちに、最後にはすっかり彼女に魅了されていました。 化学大好き少女の化学の知識、行動力、考察力、凄すぎます!(そして危険すぎです。笑) 切手収集家でもある父。ある日、死んだコシギがドアの前に置かれているのを見て、怯え出します。 その翌朝に畑で死んだ赤毛の男と父の関係は? 誰が、どのようにして彼を殺したのか? 過去に起こった人気者学校教師トワイニング先生の墜落死の悲劇に父も彼も関係していた? 悲劇の原因となった高価な切手、そして、切手収集が唯一の趣味の真面目な父が、悪しき友人により長年背負わされてきた十字架が、思わぬ方向へ事件を惑わせていきます。 過去の悲劇と今回の事件について、一人、調べを進めるフレーヴィアに危険が迫ります。 後半はスリリングな展開に一気に読み切りました。 庭師のドガーの活躍、姉たちとの関係も最後まで目が離せませんよ〜。笑 心地良く締めくくられたエンディングがいいですね。(*´︶`*) 次作も、三女のちょっとおませで強がりなフレーヴィアの活躍が気になります。 (全六巻刊行済みです。) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【帯より】 超強烈個性の少女探偵 9冠達成! •CWA(英国推理作家協会)賞 •アガサ賞 •アーサー•エリス賞 •マカヴィティ賞 •バリー賞 •ディリス賞 •スポテッド•オウル賞 •アップルiTunes賞 •インディゴ•ブックセラーズ•チョイス賞
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