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越境する文学
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越境する文学

土屋勝彦【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 水声社
発売年月日 2009/11/20
JAN 9784891767433

越境する文学

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2012/08/12

「越境」する文学、例えばバイリンガル作家、移民作家などについての研究論文と バイリンガル作家4氏が集った「越境作家フォーラム」の様子が収められている。 この本の中で紹介されていたヘミングウェイの言葉が気になった。 なんでも作家にとって一番大切なもの、不可欠なものは "...

「越境」する文学、例えばバイリンガル作家、移民作家などについての研究論文と バイリンガル作家4氏が集った「越境作家フォーラム」の様子が収められている。 この本の中で紹介されていたヘミングウェイの言葉が気になった。 なんでも作家にとって一番大切なもの、不可欠なものは "shit detector"(嘘発見器)だそうだ。 世の中にあるshit(嘘、ごまかし、不正)を発見し、見抜くことのできるshit detector(しかもどんな衝撃にも耐えられる)を、「いい作家はみんな持っている」と言ったらしい。 そして、この言葉を紹介したアーサー・ビナードというバイリンガル作家は、言語をレンズに例えて、 母語ではない言語で社会を見つめることにより「ちょっとした発見があったり、ズレているところがいろいろ見えてくる」とし、ヘミングウェイの言う"shit"も「少しは発見しやすくなる」と述べていた。 僕は作家ではないが、これからは自分の中にある「嘘発見器」をよくメンテナンスして 世の中のshitと自らのshitにちゃんと反応するようにしたいなあ。 しかし、もし嘘発見器が反応したら、それをどう処理しよう……。

Posted by ブクログ

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