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奇想と微笑 太宰治傑作選 光文社文庫
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奇想と微笑 太宰治傑作選 光文社文庫

太宰治【著】, 森見登美彦【編】

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奇想と微笑 太宰治傑作選 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介 恋愛ファンタジーの傑作「夜は短し歩けよ乙女」の著者・森見少年は、中学の国語の時間の「走れメロス」の音読テープに耳をふさいだ。しかしその後、くっついたり離れたりを繰り返しながらも、太宰の世界に惹かれていく。太宰治の作品群から、「ヘンテコであること」「愉快であること」に主眼を置いた選りすぐりの全19篇。太宰治生誕百年に贈る面白傑作選!
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2009/11/09
JAN 9784334746926

奇想と微笑

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商品レビュー

4

51件のお客様レビュー

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2023/05/03

「畜犬談」が面白すぎて声に出して笑った。他、「黄村先生言行録」の、太宰治の心の中でされるツッコミが面白い。 星野源とか朝井リョウのくだらないエッセイが好きな人は、きっと好きになると思う。 森見登美彦は最後に「走れメロス」をもってきてくれてたけど、私はやっぱり好きじゃない。 中学...

「畜犬談」が面白すぎて声に出して笑った。他、「黄村先生言行録」の、太宰治の心の中でされるツッコミが面白い。 星野源とか朝井リョウのくだらないエッセイが好きな人は、きっと好きになると思う。 森見登美彦は最後に「走れメロス」をもってきてくれてたけど、私はやっぱり好きじゃない。 中学生の頃読んだ時と印象が変わったことと言えば、最後はちゃんとオチつけてるなあ、と思ったくらい。

Posted by ブクログ

2023/03/27

太宰治を少し違った角度から焦点を合わせた作品。 「黄村先生言行録」「満願」「女の決闘」「走れメロス」など 30年ぶりに読んだ走れメロスは突っ込みどころが多かった。メロスは自分勝手極まりない、勝手に妹の結婚式の日取りを決めるし、走って帰る時もわざわざバーベキューかなんかしてると...

太宰治を少し違った角度から焦点を合わせた作品。 「黄村先生言行録」「満願」「女の決闘」「走れメロス」など 30年ぶりに読んだ走れメロスは突っ込みどころが多かった。メロスは自分勝手極まりない、勝手に妹の結婚式の日取りを決めるし、走って帰る時もわざわざバーベキューかなんかしてるところを横切るし、王様はいい王様になった感じやけどそれま惨たらしいことしているのにとも思う。 ただこの短さと時代設定になんとなくうやむやにされてしまう。 つまり、恥ずかしいけど感動する。 この作品はまたタイトル勝ちなところがある。 倒置法的に動詞を前に持ってきて主人公の名前を持ってくるのは「桐島部活やめるってよ」くらいまで時代を降りてこなければなかなかない。

Posted by ブクログ

2022/07/31

森見さんの、太宰治傑作集。 太宰治は中学の時に読んだ「走れメロス」と「人間失格」ぐらいしか馴染みがなかったので、印象がかなり変わった。 特に気に入ったのは「畜犬談」、読み終わった後に太宰治のことがちょっと好きになっているから、ずるいと思う。 最初の「失敗園」→「カチカチ山」→「貨...

森見さんの、太宰治傑作集。 太宰治は中学の時に読んだ「走れメロス」と「人間失格」ぐらいしか馴染みがなかったので、印象がかなり変わった。 特に気に入ったのは「畜犬談」、読み終わった後に太宰治のことがちょっと好きになっているから、ずるいと思う。 最初の「失敗園」→「カチカチ山」→「貨幣」ぐらいまで「これは森見さんが書いたのでは?」と思ってしまうぐらい、文体もその雰囲気もよく似ていた。 読みやすいもので読者を釣って、「ロマネスク」あたりで太宰治の世界に引き摺り込んで、「黄村先生言行録」あたりから深い沼に沈まされる感じ。 100年程前の文章だから、読み難い所もあるし、時代錯誤で「ん?」と思う所もあったけど、それも踏まえて当時の様子や景色が見られて面白かった。 最後に「走れメロス」を持ってきたのもよかった。 濃い太宰治汁を発散させる、跳ねるような文体は見ていて気持ちが良い、フィナーレにふさわしい。 ただ、私も森見さんと同じでこの「正義!」っていう感じがどうしても恥ずかしく感じてしまう。

Posted by ブクログ

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