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憎まれ役 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/11/10 |
JAN | 9784167600044 |
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
野中広務と野村克也、二人の名前の一冊なんだけど、対談をしたわけでもないし、往復書簡というわけでもない。いうなれば、二人で一冊の本を出すことは知ったうえで一人語りしている感じ。二人は互いに言動をそれなりに知ってはいただろうけど、面識もなかったんじゃないかなあ。 世の中で「憎まれ役」...
野中広務と野村克也、二人の名前の一冊なんだけど、対談をしたわけでもないし、往復書簡というわけでもない。いうなれば、二人で一冊の本を出すことは知ったうえで一人語りしている感じ。二人は互いに言動をそれなりに知ってはいただろうけど、面識もなかったんじゃないかなあ。 世の中で「憎まれ役」とされている二人なんだけど、とてもシンパシィを感じた。ある種、グチのような負け犬の遠吠えのような感じの言葉も並ぶんだけど、それさえも共感を覚える。ものわかりのいい言動で愛される器用な輩に対し、地に足をつけ利他的に先を見ながら差配を振る立場の悲哀がこめられているなかなかの一冊。 そういう意味で、それぞれの単著でなく共著になっているのは、編集者のアイデアの賜物ということか。
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「憎まれ役」 著 野村克也・野中広務 文春文庫 タイトルといい、組み合わせといい、バッチリ過ぎる。「長嶋茂雄はひまわりで、自分は月見草である」と語っていた野村克也と、未だに根強い人気がある小泉純一郎元総理に「抵抗勢力」とレッテルを貼られ、小泉劇場でもがきつつも敗れ政界を引退した...
「憎まれ役」 著 野村克也・野中広務 文春文庫 タイトルといい、組み合わせといい、バッチリ過ぎる。「長嶋茂雄はひまわりで、自分は月見草である」と語っていた野村克也と、未だに根強い人気がある小泉純一郎元総理に「抵抗勢力」とレッテルを貼られ、小泉劇場でもがきつつも敗れ政界を引退した野中広務。 二人の悪い意味での酸いも甘いも知っている、人間の扱いに長けていそうな顔。そんな顔が二つ並んでしまうなんて、興味をそそられてしまうではないか。 この二人、ダークで嫌みなキャラ以外にも共通点が多い。野村がテスト生からのプロ野球をスタート、野中が町会議員からの政治のスタートと、二人共底辺からのスタート、で、京都生まれ、B型、カッとなりやすい性格等。 本書は、この二人が互いの経験に基づく教訓や哲学を対論していく構成になっている。 野村の貧乏な幼少期からプロに入って活躍するまでの苦労話は、涙腺が緩くなるし、監督になってから、江本孟紀や江夏豊といったクセも我も強い選手をいかにしててなずけていったエピソードは、野球好きにはたまらんものがあるし、峠を過ぎた選手のまだ勝負で使える部分を見抜く力や彼らのプライドがある故に脱皮できない状態を上手く煽って立ち直らさせてしまう術に、野村克也の野球人としては勿論、人間としての深みを感じる。 野中広務も小選挙区制という制度に対する苦言、自公連立に向けて公明党を取り込む際の水面下での動きや加藤の乱の話も当事者ならではの面白さがある。 しかし、この本、ちょっと残念なのが、対論形式である所だ。俺は、対談形式にして欲しかった。この二人が基本的には真面目に語り合いながら、所々で軽い冗談を言い合い、「おぬしも悪よのぉ」的な悪代官トークを期待していたのだ。 あと、野中広務が己の過去を美化し過ぎている様に感じた。美化せずにダークな行動には触れず、「あいつ、自分が不利な所になると逃げやがって」って、思わせてほしかった。 それにしても野中広務は、野中本人が回顧した文章より、他者が書いた野中の方が圧倒的におもろいな。
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「負けに不思議の負けなし」の野村監督と、「抵抗勢力」野中元幹事長のリレーエッセイ。長島監督と小泉首相の敵役として、世の中の憎まれ役を一手に引き受けてきた彼らですが、実は「現在目線」から見ると、主役と敵役のポジションが逆転して見えたりして。 2007年の著作のため、原巨人の躍動へ...
「負けに不思議の負けなし」の野村監督と、「抵抗勢力」野中元幹事長のリレーエッセイ。長島監督と小泉首相の敵役として、世の中の憎まれ役を一手に引き受けてきた彼らですが、実は「現在目線」から見ると、主役と敵役のポジションが逆転して見えたりして。 2007年の著作のため、原巨人の躍動への言及はないけど、野球人気凋落への危機感、アメリカ追随型日本への危機感から来る「予言」は、2009年時点を全て言い当ててます。 野中さんの発言には、政治家ならではのキレイ事が見え隠れして、若干の反発を覚えなくもないけど、野村監督のメソッドは、激動の人生に裏打ちされた「真実」がある。 「野村ノート」でもっと勉強しなくては。 2009.12
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