Q-U式学級づくり 小学校高学年 プレ思春期対策「満足型学級」育成の12か月

河村茂雄, 藤村一夫, 浅川早苗【編著】

• 販売会社／発売会社: 図書文化社
• 発売年月日: 2009/11/01
• JAN: 9784810095500

商品レビュー

2011/10/22

悩んでいたら試す価値ありです

[threedayschallenge]

Q-Uアンケートを利用しての学級づくり、生活指導、授業づくりをしていくものです。

自分の学級のその時の状態を正確に計測して、やるべき手を確実に実施していくものです。

感や経験則だけで暫定的に行っていくのではなく、確実にこのポイントを意識して徹底的に指導していくので改善されていく面が手にとってわかりました。

Q-U結果を把握して参考のポイントを押さえて指導のヒントを手掛かりに進めていき、定期的にQ-Uで学級状態を再確認するといった経緯で確実に学級状態を理想の形へ結び付けていってくれると思います。

もしそれ以外にこれといった学級状態改善の解決策がないのでしたら、一度Q-Uをお勧めします。

今までのマンネリな指導法を見直すことができ、さらに誰にも指摘されなかった自分の弱点を知ることができると思います。

2010/12/05

いじめ、不登校予備軍を発見

[坂の上の坂]

教師がいじめの実態を把握できなかったことが原因で自殺に追い込んだ事件があった。
子どもたちの本音の部分をどうすれば教師は見抜くことができるのか？
子どもたちの本音を聞き出そうと仲良くなったつもりでいても、
ただ「なれあい」な雰囲気を作るだけでルール徹底とのバランスが難しくなる。
このＱ-Ｕ式を利用すればいじめの可能性を発見できるツールである。
実際Ｑ-Ｕを使った高学年を受け持った年、
全く予測できなかったいじめを２つも見つけることができ未然に防ぐことができた。
心の動きを点数化することに賛否両論があるようだがそれでも様々な足がかりを作れる便利なツールであることは間違いない。勘や経験だけでは判断できない心の動きを把握することにはもはや限界が見えている。
以前よりも不登校の生徒も減り効果を着実に上げている。

2010/10/11

取り組みの結果がわかる

[法則の法則]

Q-U実施は初めてだったのでしたが、思い出に残る最高の学級集団を形成することができたと思います。
お互いを知り合うためコニュニケーションを深めるために自己紹介、他者紹介を毎週実地してお互いの「良いところ見つけあい」を行事の後や月の終わりなど事あるごとに意識的行いました。後期になるとクラスで目立たなかった子どもが友達に認めてもらえるようになりクラス全員が常に一緒にいたいと思える雰囲気に変化していきました。Q-Uの実地で自分の取り組みが変化として把握できることはまたそれからの行動への活力となりました。最後の学級活動の日に「このクラスと別れるのはイヤだな～」とある子がいうとみんなが同じ気持ちで伝えあっていました。教師冥利に尽きる瞬間でした。