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白石一文(著者)

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商品詳細

内容紹介 第142回直木賞受賞。愛の本質に挑む純粋な恋愛小説の登場。愛するべき真の相手は、どこにいるのだろう?27歳の宇津木明生は、財閥の家系の生まれで、誰もが羨むエリート家系出身。しかし、彼は胸のうちで、いつもこうつぶやいていた。「俺はきっと生まれそこなったんだ」。明生は周囲の反対を押し切ってスポーツ用品メーカーに就職し、接待で出会ったキャバクラ嬢の美人のなずなと結婚するのだが…。
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2009/10/27
JAN 9784396633288

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商品レビュー

3.3

221件のお客様レビュー

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2025/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

白石氏というと、私にとっては恋愛系、というイメ―ジです。 以前読んだ『どれくらいの愛情』がなかなか良くて、今回の芥川賞受賞作を手に取りました。で、こちらもなかなか良かったというのが率直なところ。 大人な恋、みたいな。 ・・・ 本作、中篇「ほかならぬ人へ」「かけがえのない人へ」からなります。 前者は、御曹司のややひ弱系のぼっちゃんが、キャバクラ嬢と結婚し、裏切られ、離婚し、最終的に会社の先輩と結婚、その彼女を早くにガンで亡くす、みたいな純愛系の話。 後者は、会社の20代幹部候補とふんわり結婚予定の女性が、無骨系の元上司と二重関係を結びつつ、次第にその元上司に惹かれてゆく話。 人間、男と女が、裏切り裏切られ、また支え合う。こういうドラマはまさに人間らしいと感じます。その男女の感情の襞が丁寧に描かれていると思います。 ・・・ さて、帯の裏側にはこうあります 「ベストの相手が見つかったときは、この人に違いないっていう明らかな証拠があるんだ」 「だからさ、人間の人生は、死ぬ前最後の一日でいいから、そういうベストをみつけられたら性向なんだよ。言ってみれば宝探しとおんなじなんだ」 もう10年くらい若かったら、私も、そうかもな、とは思えたかもしれません。が、今ではもう、こうは思いません。お願いだから平穏無事に今生を終えたいと。 しかし、ベストの相手がどこかにいるっていうのはロマンがありますよね。ちょっと西野カナっぽい。ただ現実には諸々しがらみもあり、そういう探求(!?)は難しいのでしょう。だからこそ、このテーマは人気、なのかもしれません。 ・・・ ちなみにですが、芥川賞の受賞作・候補作の情報をため込んだすごいサイトがあるの、ご存じでしょうか? https://prizesworld.com/naoki/jugun/jugun142SK.htm ここで見ますと、選考委員のコメントが結構面白いですね。 136回で候補に挙がった『どれくらいの愛情』では、作品はぼっこぼこにこき下ろされているのですが、本作『ほからなぬ人へ』は、手のひらを返したかのような激賞ぶりが多い。 私はどちらも結構好きですし、系統や方向性も同類のものを感じていたのですが、このコメントだけ見ると全く違うジャンルであるかのような変化です。 ・・・ ということで、久々の白石作品でした。 きらきらした恋愛ものは、もう眩しくて読めませんが、少し淀んだ?とろみのある恋愛ものはまだ楽しく読めます。白石氏のそれは、そういうテイストであると感じます。

Posted by ブクログ

2023/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1話目の感想 明男と東海さんこそ一緒になって欲しかった。 想いを伝えても、相手の気持ちは近づいてくれない。一緒にいたい人ほど、去っていく。切ない辛い寂しい…。 2話目の感想 みはるの最後の覚悟がやるせない。 こうして姿を消してしまわれると探すすべのない煙のような存在

Posted by ブクログ

2023/02/19

大切な人とはどんな人なのか、具体的には書かれていないけど,本を読んだことにより少し分かった気がする。 泣きたい気分になり、大切な人のことを考えたくなる本

Posted by ブクログ