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動物たちの反乱 増えすぎるシカ、人里へ出るクマ PHPサイエンス・ワールド新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2009/11/04 |
JAN | 9784569708300 |
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動物たちの反乱
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商品レビュー
4.2
8件のお客様レビュー
興味深い野生動物の生態や人との関わりなど色々な視点からの研究をわかりやすく読みやすく紹介している。是非続編を作って欲しい。
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数年前の出来事。島根県にある義母実家の裏山にクマが出た。地元テレビも取材に来たそうだ。ときどきニュースでクマが出たという話はある。まあそれはクマだってエサがなければ里にも下りてくるだろう、それくらいに考えていた。しかし本書を読むと、そこにはいろいろな理由があるのだということが分か...
数年前の出来事。島根県にある義母実家の裏山にクマが出た。地元テレビも取材に来たそうだ。ときどきニュースでクマが出たという話はある。まあそれはクマだってエサがなければ里にも下りてくるだろう、それくらいに考えていた。しかし本書を読むと、そこにはいろいろな理由があるのだということが分かってくる。天敵だったニホンオオカミはとっくに絶滅している。サルにしろ、シカにしろ、イノシシにしろ、増えて困っている人たちがいる。丹精込めて作った農作物などがやられてしまう。シカなどは増えすぎて相当な数殺しているのだそうだ。あまり肉を食べるということもしないから、そのまま処分するしかないのだそうだ。そんな実態があるとはつゆとも知らなかった。おもしろいのはドングリの木の話。毎年毎年実をつけていると、それをエサとする動物が増えてしまい、全部食べつくされてしまう。そこで、幾種類かのドングリの木たちは相談をしたかのように、いっせいに実をつける年と、実をつけない年を決めているのだそうだ。そうすることで、動物たちは食糧不足でしばらくは増えることができない。で、いっせいに実ができても、それを食べつくすほどの数がいない。そうして、ドングリの木たちは子孫を残していく。恐るべし、自然界のからくり。ぜひ、本書を読んで日本の森の実体を知ってもらいたい。
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野生動物が人里へ出てきて農作物が荒らされる被害がでています。人が改良した作物は、動物が食べても美味しいはず。努力しなくても食べ物が手に入るなら食べにくるのは当然です。動物と仲良く共存できる方法はいかに。
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