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読むと書く 井筒俊彦エッセイ集
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読むと書く 井筒俊彦エッセイ集

井筒俊彦【著】, 若松英輔【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 慶應義塾大学出版会
発売年月日 2009/10/26
JAN 9784766416633

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商品レビュー

4.7

5件のお客様レビュー

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2024/03/16

「みすず」読書アンケート(1980 - 1981) 「読む」と「書く」 井筒俊彦全集 第7巻 https://yasu-san.hatenadiary.org/entry/20110107/1295735469

Posted by ブクログ

2023/10/03

井筒俊彦ってエッセイもあったのか~くらいの軽い気持ちで買ったけど、中身はほとんど学術的な話、特に付録の言語学部分は門外漢にはとてもついていけないような高度な話に終始しているのでかなりカロリーの高い本だった(しかも付録含めて700ページ以上ある)。中身は論文や講演、手紙、推薦文やち...

井筒俊彦ってエッセイもあったのか~くらいの軽い気持ちで買ったけど、中身はほとんど学術的な話、特に付録の言語学部分は門外漢にはとてもついていけないような高度な話に終始しているのでかなりカロリーの高い本だった(しかも付録含めて700ページ以上ある)。中身は論文や講演、手紙、推薦文やちょっとした寄稿の寄せ集め。 エッセイと言えなくもない部分も最近の学会や研究報告といった感じで、エッセイ的な生活感はあまりない。というか、俗世間のことは興味ないんだろうな、という感じがありありで好感度が高い。戦争体験のことすらほぼ触れないのはこの年代の方の書き物にしてはかなり珍しいのではないか(ほかの著書で書いているのかもしれないけど)。たまにアジアを導く日本の責任みたいなことが書いてあって時代を感じるくらい。それすら、イスラムや東洋思想研究の意義として持ち出してくるだけの話なのだから。 高野山の講演の書き起こしらしい「言語哲学としての真言」が特に面白かった。ソシュール、荘子やイスラームの文字神秘主義など自在に渡り歩きながら、そこに通底する言葉の存在論を浮かび上がらせる鮮やかさには本当に脱帽する。このマクロからミクロへズームも自由自在、それでいて独自の焦点を失わない思考と見識の深さは到底常人のものではありえない。まさに天才だ。学生時代は井筒氏訳のクルアーンや著作を読んでいたから、なんだか懐かしく、そして改めてそのすさまじさを感じる読書になった。

Posted by ブクログ

2022/12/13

著者、井筒俊彦さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 ---引用開始 井筒 俊彦(いづつ としひこ、1914年(大正3年)5月4日 - 1993年(平成5年)1月7日)は、日本の言語学者、イスラーム学者、東洋思想研究者、神秘主義哲学者。慶應...

著者、井筒俊彦さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 ---引用開始 井筒 俊彦(いづつ としひこ、1914年(大正3年)5月4日 - 1993年(平成5年)1月7日)は、日本の言語学者、イスラーム学者、東洋思想研究者、神秘主義哲学者。慶應義塾大学名誉教授。文学博士、エラノス会議メンバー、日本学士院会員。語学の天才と称され、大部分の著作が英文で書かれていることもあり、日本国内でよりも、欧米において高く評価されている。 アラビア語、ペルシャ語、サンスクリット語、パーリ語、ロシア語、ギリシャ語等の30以上の言語を流暢に操り、日本で最初の『コーラン』の原典訳を刊行し、ギリシア哲学、ギリシャ神秘主義と言語学の研究に取り組み、イスラムスーフィズム、ヒンドゥー教の不二一元論、大乗仏教(特に禅)、および哲学道教の形而上学と哲学的知恵、後期には仏教思想・老荘思想・朱子学などを視野に収め、禅、密教、ヒンドゥー教、道教、儒教、ギリシア哲学、ユダヤ教、スコラ哲学などを横断する独自の東洋哲学の構築を試みた。 ---引用終了 と、すごい方です。 亡くなられたのは、78歳の時です。 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 初期のイスラーム研究、世界の言語、生い立ちや豊かな交流関係について綴った1939〜1990年までの著作集未収録エッセイ70篇を収録。井筒俊彦入門に最適の一冊。 ---引用終了

Posted by ブクログ

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