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からすが池の魔女
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からすが池の魔女

エリザベス・ジョージスピア【作】, 掛川恭子【訳】

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からすが池の魔女

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2009/10/22
JAN 9784001106558

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商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

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2021/06/26

勇気など持ち出さなくとも、烙印された人を受け入れた人たち。愛の物語に終わってしまったのはなんだかなあ。

Posted by ブクログ

2018/01/03

17世紀、おじいさんを亡くした主人公はバルバドス島から一人でアメリカ、ニューイングランドへ船でやって来る。 時はイギリス本国と植民地アメリカがせめぎ合っていた頃で、ピューリタンによる魔女裁判も残っていた。 クエーカー教徒でからすが池に住むハンナや母親に虐げられているプルーデンスに...

17世紀、おじいさんを亡くした主人公はバルバドス島から一人でアメリカ、ニューイングランドへ船でやって来る。 時はイギリス本国と植民地アメリカがせめぎ合っていた頃で、ピューリタンによる魔女裁判も残っていた。 クエーカー教徒でからすが池に住むハンナや母親に虐げられているプルーデンスに出会い、ただでさえ好奇の目で見られていた主人公はとうとう魔女だという疑いをかけられてしまう。 自分は間違っていないと決然と行動した後で、やっぱりやりすぎたかもしれない、と悩む主人公の気持ち、共感できる。

Posted by ブクログ

2017/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イギリスからアメリカに開拓民が移り住み、暮らし始めた時代の物語。時代が変わりつつあり、新しい概念、新しい世界と出会う時代に、古い慣習にとらわれたり、新しい世界で新しい秩序を築いたり、その狭間で、何を、どう考えるべきか、一人ひとりが試されていたのだろう。 その中で、南国の島育ちの娘・キットは、持ち前の素直さ、率直さを持ちつつ、自分の信じるもの、大切だと思うもののために夜の闇に走る。その行為が、彼女を魔女裁判へと導いていく…。 開拓時代のアメリカの本を探していたら、この本に辿り着いた。昔から、図書館でよく目にしていたこの本が、そういった内容であるということを、まったく知らなかった。でも、そういう意味では、出会うべき時に出会った、ということなんだろうと思う。 この物語は、ちょうどイギリスからの開拓民の立場での物語だけれど、この時代が進んでいくと、南北戦争の物語になっていく。少し前に読んだ『語りつぐ者』は、その時代をテーマにした物語だったと思う。 こうした視点からだけで見ると、アメリカ原住民(ネイティブアメリカンと呼ばれたり、インディアンと呼ばれたりする人々)との関係性、その立場が見えにくい。次には、その話を探して読みたいと思っている。

Posted by ブクログ

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