酒井法子 孤独なうさぎ

渡邉裕二【著】

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2009/10/14
• JAN: 9784575301748

商品レビュー

2021/01/23

この本を読むと、真面目で一生懸命だけど、不器用な、そしていつも愛を求めている、誰かに頼りたい・縋りたいと言う彼女の心の奥底がひしひしと伝わって来ます。

心の弱さ・脆さも幼少期からの家庭環境が少なからず影響していると思います。

行なった行為は確かに悪い、思春期のお子さんを持つ母親として許されるべき行為ではない事は重々わかりますが人は環境だったり心が荒れている時ふと「魔」が差すと言う事は誰にでも起こりうる事だと思います。

今後子供の為、そして自分自身の為にも精進して心の底から笑える日が早く訪れます様に。

2009/12/13

デビュー前からの担当記者が
半生や今回の事件を描いたもの。

生い立ちやデビュー前後の話は興味深かったが
さすがに今回の事件周辺の内容は薄っぺらい。
話題性からしてすぐ出したかったのだろうけど
内容的には時期尚早な感じ。
目次は刺激的だが内容は消極的。
特にジャニーズ等ビッグネームには遠慮している感じで
その鬱憤を野島にだけぶつけたんじゃないかな。

【図書館・初読書・12/12読了】

2009/10/20

同じ時期に酒井法子の本が３冊発売された。しかし、ほかの２冊は、パラパラと見ても、知っている内容ばかり。
この著者は、酒井法子がデビュー前からの２４年の担当記者だっていうので、予約までして購入。

酒井法子、そのものには興味はないし
スキか？と聞かれれば、嫌いな部類。

だけど、この夏、酒井法子の事件には、釘付けになってしまったのだ。
あまりにも衝撃的すぎて、ヘタなドラマより、すごい展開。

夫が覚せい剤所持で逮捕。
酒井法子、逃走・・・・
任意同行を拒否しての逃走。
子供を連れての逃走ということで、事務所は「捜索願」を出すし
まったく目撃情報が入らない。

誰もが、思った
「あ、のりピーも、やってる。シャブ抜き逃走ってやつだ・・・」と。
そして、出頭。
保釈。
シャブ漬けの日々にｳﾜｻされるのりピーの行動。

いったい、この人は、どんな女なんだ？と。
この人の人生を知るにつれて、
なお一層、面白さが増していく（ワタシって悪趣味ーー；）

この本を読んで、感じたことは、本当に酒井法子という人は
デビュー前からの熱烈なファンが大勢いて、ファンをとてもとても大事にしていたのだということ。
ファンからもとてもとても愛されていたということ。
ヤンキーだったというｳﾜｻも聞いてたけれど
実は、とてもマジメで、思いやりや気遣いのできる人だったこと。
などなど、どれだけ、この著者が、酒井法子というスターの魅力を
ほかのスターとは違う何かを、感じとっていたのが強く感じる。

タレント、酒井法子としての、インパクトをどう強くするのか
事務所と一緒にプロモーションしてきた著書の数々のアイデアなどもつづられていて
へぇ、こんな裏があったんだな～と。

それにしても、保釈会見のときに受けた、
とてつもなく「強さ」を持った、この酒井法子という人は、
再び、クスリに手を出さずに、更生できたのなら、
影で支えてくれる人は、きっといるんだろうな・・と、この本を読んで感じた。

ただ、どれだけ、「環境」を選ぶことができるのか。が、未来を決めるだろうな～

あの保釈劇、会見での女優っぷりは、プロ根性が、ハンパなくすわってた。
その「根性」と「気合」と「精神力」と「子供への愛」が
正しい方向へ、進んでいくのに力になれれば、いいのにな。。。と、つい思わせるような
そんな本だった。

事件の真相、どうやってクスリを使っていたか、どんなことしてたか
それは、本人にしか分からない