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カップヌードルをぶっつぶせ! 創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀
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商品詳細
内容紹介 | //付属品~DVD1枚付 |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2009/10/10 |
JAN | 9784120040658 |
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カップヌードルをぶっつぶせ!
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日清食品は数多ある日本企業の中において、群を抜くマーケティング巧者だろう。その根幹を本書では、垣間見ることができる。 著者は創業者の次男であり二代目である。曰く、創業者は異能の人であり、自分は凡能であると。謙遜も多分にあるかとおもうが、人類の食品の歴史においても大きな意味を持つ即席麺を発明した創業者が異能である事は間違いは無いであろう。 国内の食品企業の多くは、マーケティング、特にブランディングが下手であるが、日清食品は数少ない例外であり、その中でも断トツのブランド力を持っている企業であると言える。多くの人は、先行者だからという短絡的な見方でそれを説明したがるかもしれないが、決してそうでは無い事が本書からも分かる。同社では、1990年代には既に、海外の消費財企業では当たり前のブランドマネージャー(BM)制を導入している。BMは、製品開発やマーケティングについて強力な権限と責任を与えられ、製造や品質保証を始め他のファンクションはブランドをサポートするためにあるという位置付けになっている。 それぞれのBM間でも、リソースの獲得や売り上げにおいて競争関係にあり、多くの企業でタブー視される自社製品によるカニバリですら容認されている。その根底にあるのは、カップヌードルやチキンラーメンといった基幹商品を聖域視するあまり機会を逸失せず、むしろ他社に食われるくらいであれば自社で壊す位の考えで運営されているのである。これは、創業家出身のCEOだからこそ可能な戦略であろう また、同社はHungry?シリーズなど、多くの記憶に残るTVCMでも知られているが、その根幹はやはり安全運転ではなく挑戦する事を奨励し、失敗を許容する文化が根付いているからであろう。当然、失敗は歓迎されるものでは無いが、失敗をした場合には、解剖会議と言われる、原因の徹底解明と誰がどの割合で責任があるかと数値で評価するという。その文化を意図的に作り上げているのが著者の現CEOである。 他にも多数、社内制度などで特筆すべきものが多く書かれている。冒頭における著者自身の凡能であるという自己評価はかなりの謙遜であり、日本を代表するトップクラスの経営者である事は疑いが無い。
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創業者の後を継ぐ二代目。 異能の創業者と、凡人の二代目。 人事部は人事権を使うな! 各部門に人材を提供するサービス業に徹せよ。
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百福さんのエピソードはめっちゃ面白かった!作り上手で守りベタ。激しい気性。動物的な勘。すごい人だったんだなっていうのが伝わってきます。ライス失敗のときの潔さがいい。 途中の、二代目の戦略(というよりぼくには「作戦」に思えた)はあまり興味がなく、やはり創業者のほうが圧倒的に偉大だっ...
百福さんのエピソードはめっちゃ面白かった!作り上手で守りベタ。激しい気性。動物的な勘。すごい人だったんだなっていうのが伝わってきます。ライス失敗のときの潔さがいい。 途中の、二代目の戦略(というよりぼくには「作戦」に思えた)はあまり興味がなく、やはり創業者のほうが圧倒的に偉大だったんだなーと思った。ただ、百福士として50ねんで100の社会貢献活動をという理念はとってもいい。ケニアoishiiプロジェクトなんかはやっぱ大企業すごいなって思う。 二代目社長に会ってみたいと強く思った。 うん、会おう!そして自分も百福士(みたいなもの)として働きたい旨伝えよう。日清の今後の社会貢献に期待。
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