1,800円以上の注文で送料無料

生命 その始まりの様式
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

生命 その始まりの様式

多田富雄(著者)

追加する に追加する

生命 その始まりの様式

定価 ¥3,300

220 定価より3,080円(93%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 誠信書房
発売年月日 1994/05/25
JAN 9784414803075

生命 その始まりの様式

¥220

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/02/09

「生命」というテーマについて、15人の研究者がそれぞれの専門領域から議論を展開している本です。 第一部では、自然科学の諸分野の最新の専門的知見にもとづいて考察がなされているとのことで、編者の一人である免疫学者の多田富雄のほか、宇宙物理学者の佐藤勝彦、生物学者の岡田節人などが名を...

「生命」というテーマについて、15人の研究者がそれぞれの専門領域から議論を展開している本です。 第一部では、自然科学の諸分野の最新の専門的知見にもとづいて考察がなされているとのことで、編者の一人である免疫学者の多田富雄のほか、宇宙物理学者の佐藤勝彦、生物学者の岡田節人などが名をつらねていますが、科学史家の村上陽一郎や哲学者の森岡正博もくわわっています。また、解剖学者の養老孟子は、解剖学の専門領域にとらわれることのない自由な思索を展開しています。 第二部は、人間や文化の根本にかかわるものとして「生命」を考察する論考が収録されており、哲学者の中村雄二郎が汎リズム論というべき形而上学的な思索を展開しているほか、仏教学者の竹村牧男や松長有慶が仏教の立場から見られた「生」について論じています。そのほか、フランス文学者の小林康夫やコンピュータ・サイエンスが専門の西垣通も、刺激的な論考を寄せています。 「生命」という概念について共通の了解を確認したうえで議論がなされているのではなく、それぞれの論者の観点から自由に論じられているため、一冊の本としてのまとまりはほとんど感じられませんが、興味深く読むことのできた論考もいくつかありました。

Posted by ブクログ