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クオ・ワディス(下) ネロの時代の物語 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1954/01/01 |
JAN | 9784003277034 |
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クオ・ワディス(下)
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商品レビュー
4.3
14件のお客様レビュー
中巻の続きです。最後…
中巻の続きです。最後のクライマックスは感動しますし、考えさせられます。特に、本書と聖書の関係は興味深いですね。(最後の晩餐の席でペトロがイエスに「主よ、何處に行き給ふか」と問い、イエスが「わが往く處に、なんぢ今は從ふこと能はず。されど後に從はん」と答えてます。)
文庫OFF
とうとう三部作、読み終わりました。 最終巻は全3巻の中でも特に宗教小説のような色合いが強かったように思います。 今では世界三大宗教としてその名を馳せるキリスト教が、古代ローマの時代ではまだ異教(今でいう新興宗教のような扱い?)として迫害されていたというのはとても驚きでしたが、第1...
とうとう三部作、読み終わりました。 最終巻は全3巻の中でも特に宗教小説のような色合いが強かったように思います。 今では世界三大宗教としてその名を馳せるキリスト教が、古代ローマの時代ではまだ異教(今でいう新興宗教のような扱い?)として迫害されていたというのはとても驚きでしたが、第1巻、第2巻に匹敵するようなスリルはあまり味わえず(なんとなく結末がわかってしまって)、結局この評価に落ち着きました。 ここまで色々なキリスト教を主題とした小説を読んできましたが、どの本にも必ず出てくる大きなテーマが、「愛(アガペー)」です。 いろいろな教義があるのだろうけど、キリスト教を一言で言い表すとしたら、「愛」この一言に尽きるのだろうと、素人ながらに思いました。 昔、歴史の先生が「キリスト教の歴史を知ることは世界史を知ることにつながる」と言っていたのを思い出して、少しだけ世界の歴史の一端を学べたような気持ちでいます。 いつかきちんと学びたいと思っているので、今度はそんな本も手に取りたいです。
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「泥があるから、花は咲く」(青山俊董 著)で紹介されていたものです。上巻の途中までは冗長感があるものの、中盤からは情景が目に浮かぶような展開。主人公が、恋人を理解しようとすることで、徐々にキリスト教に傾倒する心理描写も絶妙。使徒ペテロの語り口は、本当に語ったであろう内容で、歴史考...
「泥があるから、花は咲く」(青山俊董 著)で紹介されていたものです。上巻の途中までは冗長感があるものの、中盤からは情景が目に浮かぶような展開。主人公が、恋人を理解しようとすることで、徐々にキリスト教に傾倒する心理描写も絶妙。使徒ペテロの語り口は、本当に語ったであろう内容で、歴史考証の裏付けもあって、まるで古代ローマにいるようです。この本で著者がノーベル文学賞を受賞したとも言われ、その筆力は圧倒的。これを読むのが楽しみで早く帰るという「働き方改革」にもってこいの一冊です。
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