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授業の技を磨く研修の在り方を問う
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明治図書出版 |
発売年月日 | 2009/10/01 |
JAN | 9784182262173 |
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授業の技を磨く研修の在り方を問う
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本書では前半は、教師以外のさまざまな世界での「本物の技」の身につけ方が書かれており、中盤では最新のネタ(京都・シュガーロード)から、教材開発の過程に触れ、最後には授業づくりの「技術」について、細かなところまで記されている。非常にバラエティ豊かな構成になっていると感じる。ここでひ...
本書では前半は、教師以外のさまざまな世界での「本物の技」の身につけ方が書かれており、中盤では最新のネタ(京都・シュガーロード)から、教材開発の過程に触れ、最後には授業づくりの「技術」について、細かなところまで記されている。非常にバラエティ豊かな構成になっていると感じる。ここでひとつ貫かれているものが「技」である。 ① 技を体得するには【工夫】しながら【経験】を【積み重ねる】こと さまざまな業種で「技」を身につけた方の共通点であり、これは教育の世界でも当てはまることであると有田先生は言う。単なる経験の積み重ねだけでは不十分。工夫し、考え、予想してみるということを積み重ねることが大切である。有田先生は「工夫の積み重ね」について【予想をもって仕事をし、仕事をしたあとは記録し反省を加え、次の予想をたてる】と述べている。このサイクルを回し続ける(=積み重ねる)ことで、「技」を体得することができる。【積み重ねる】ためにはマンネリの打破がカギとなる。そのためにも【工夫】が必要である。 ② 【努力】と【挑戦】を【継続】できるかどうか 有田先生の金言のひとつ「努力と挑戦」である。その前提として「授業が上手くなりたい!」という【強い願い】がある。やはりここでも【継続】の大切さが説かれている。続けてこそ身につけられるものなのである。コツコツと【努力】、新しいものへの【挑戦】の双方を持ち併せて【継続】していくのである。「努力と挑戦をやめたとき、私の人生は終わりだ」…有田先生はここまで言っている。有田先生は常に第一線で、このことを背中で示してくださった。【努力と挑戦の継続】……有田学を継承する者として必須である。 そして日々の授業においては「毎日『一定以上』の授業が、継続してできなければ『実力』とはいえないし、『技』があるとはいえない」と書いている。「毎日が研究授業」ぐらいの気持ちで日々の授業に臨んでいけば、授業力への手ごたえを得ることができ、子どもが伸びてくる。子どもたちのための努力と挑戦をしていくことである。 ③ 知性・モラル・スマイル 今の教師に足りないものである。仕事術についても本書にはある。それも上記の【工夫】のひとつである。また、スマイルについては「一時間に、一度も笑いのない授業をした教師は、授業終了後、ただちに逮捕する」という有田先生の名言も出ている。私もこのことについては、有田先生から本格的に学ぶ以前から意識していることである。また、他の先生の授業を見ても「良い授業だったけど、笑いがなかったよね」と、視点のひとつとなっている。それだけ、私にとっても血肉化されているものである。 子どもの声こそ「神の声」…この言葉もステキだなぁと思う。「子どもから学ぶ」有田先生だからこそ生まれてくる言葉である。
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いくつになられても、前に向かって進む教師である有田先生。 自らを戒めるきっかけをつくってくれる本である。
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