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対談 文学の戦後 講談社文芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2009/10/09 |
| JAN | 9784062900638 |
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対談 文学の戦後
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同時代評のつもりで購入して結局読んでなかったのに、ふと戦争を跨った生きた人が何を言っているのか気になって読んでみた。おもしろかったものの、わざと言明を避けるという婉曲表現によって問題の内容を想像させるような読後感だった。それは二人ともが上の世代を強烈に意識していて、それにとって代...
同時代評のつもりで購入して結局読んでなかったのに、ふと戦争を跨った生きた人が何を言っているのか気になって読んでみた。おもしろかったものの、わざと言明を避けるという婉曲表現によって問題の内容を想像させるような読後感だった。それは二人ともが上の世代を強烈に意識していて、それにとって代わる可能性が自分たちに務まるかという問いに答えられないからだと思う。これはちょっと現代だとわかりにくいと感じるし、私もきちんとわかるわけではない。たとえば家庭を持って血のつながりを意識せざるをえない人なんかは、直感的にわかるかもしれない。けれど、時代の違いによってわからなくなったことでもあると思う。なぜかというと、現代はサバイブそのものを口に出すことが段々とできるようになっているから。鮎川吉本はその反対だと思う。戦争体験はサバイブそのものだし、その時に右も左もなくてそれで体制に声を上げられないという経験がどのように思想できるか悩ませたようだけれど、サバイブなればこそではないのか。(サバイブしなければならないのは生命の危険と経済的な逼迫だから、総括するにもこれとはいいがたいはずだ。それは後の世代の仕事であり、私たちの仕事かもしれない)自分たちを近代文学派から切り離したように語っているが、意識せざるを得ないところにいる時点で相応に引き継いでもいる。それは受け入れなければならないし、近代文学派以外のすべても引き受ける必要があったと思う。そこだけはやはり二人とも悩み過ぎたんじゃないかと思ってしまう。サバイブの体験を語りはじめなければ、相対化も総括もないだろう。
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