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訴訟 光文社古典新訳文庫
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訴訟 光文社古典新訳文庫

フランツカフカ【著】, 丘沢静也【訳】

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訴訟 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2009/10/20
JAN 9784334751944

訴訟

¥605

商品レビュー

3.7

23件のお客様レビュー

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2024/09/10

法学を学んだカフカゆえの視点なのかなとも思っているが、実際のところはよくわからない。 『城』の時と同様、わかるようでわからない。迷路に迷い込んだかのような読書体験。

Posted by ブクログ

2024/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

想像していたよりは読みやすかった。 状況はずっと意味不明なままではあるけど。 主人公が、女たらしですぐキレたり嫌味言ったりするような嫌なやつだったので、そんなに感情移入はできなかった… 『大聖堂で』の掟の門の話のところが一番おもしろかった。 いろんな人からこの話をどう解釈したのか聞いてみたくなった。 未完だからこそ順番もこれにしたんだろうけど、特に『終わり』以降は時系列がバラバラだなぁと思ったりした。 『終わり』は誕生日の前日で、『母のところへ行く』では誕生日は2週間後と言ってるから、翌年以降の誕生日じゃないなら時系列がめちゃくちゃだなと。 いつの話かはわかりにくいとしても、この話ならあの話のあとにくるのが自然だな…と思うのもあったけど、カフカが明確に順番を決めたわけではないのに、他人が勝手に順番を決めるのは違うというなら確かにそうかもしれない。

Posted by ブクログ

2023/11/12

知り合いに薦められて読みました。「審判」という名前の方が有名かもしれませんが、光文社の「古典新訳」文庫では、あえてより一般的な「訴訟」というタイトルにして、さらに元のテキストになるべく忠実に順番を並べたそうです。確かに読み進めると、最後の方は、おやっ?という箇所が登場しますが、チ...

知り合いに薦められて読みました。「審判」という名前の方が有名かもしれませんが、光文社の「古典新訳」文庫では、あえてより一般的な「訴訟」というタイトルにして、さらに元のテキストになるべく忠実に順番を並べたそうです。確かに読み進めると、最後の方は、おやっ?という箇所が登場しますが、チャプターの順序についてはあまり気にせず読むことをお勧めします。また日本語訳は全体通してとても読みやすかったです。 主人公のヨーゼフ・Kはある朝いきなり逮捕されますが、罪状がわかりません。逮捕した役人も罪状を知らず、「裁判」にかけられても下級の役人は罪状を教えてくれません(というか役人自体もわかっていないらしい)。その中で主人公は親戚や会社の同僚、弁護士や判事などとやりとりしますが、事態は進展せずストレスばかりがたまる・・・というような内容で、ものすごく印象に残るストーリーでした(この本のストーリーは一生忘れない気がします)。 理不尽さを小説にしたという解釈がありますが、私はAI全盛時代には、この小説のようなことが現実に起こるかもしれない、と感じました。フィリップ・K・ディックのマイノリティ・レポートにも通じる面があり、例えばAIが「〇〇氏は悪事を将来働くから逮捕せよ」と警察に指示を出すようなシナリオです。捕まった当人はいったいなぜ自分が逮捕されたのかわからないでしょう。「訴訟」はAI全盛時代にこそ読まれるべき本かもしれません。

Posted by ブクログ

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