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シベリア抑留 未完の悲劇 岩波新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2009/09/23 |
| JAN | 9784004312079 |
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シベリア抑留
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シベリア抑留
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商品レビュー
3.9
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アジア•太平洋戦争末期、日本は和平工作をソ連に持ち掛け失敗した。既にヤルタ会談の秘密協定で対日本参戦を決定していたソ連に対する日本の要望が通るはずもない。ソ連側からすれば、死に体の日本からユーラシア大陸満洲の権益を奪い、あわよくば北海道までをも支配下に収めるチャンスをみすみす逃す...
アジア•太平洋戦争末期、日本は和平工作をソ連に持ち掛け失敗した。既にヤルタ会談の秘密協定で対日本参戦を決定していたソ連に対する日本の要望が通るはずもない。ソ連側からすれば、死に体の日本からユーラシア大陸満洲の権益を奪い、あわよくば北海道までをも支配下に収めるチャンスをみすみす逃すはずもない。何より日露戦争の積年の恨みを晴らすにはもってこいの機会だ。太平洋戦争では最後の最後まで楽観的かつ希望的観測が支配し続けた日本の悪習はここでも見事に粉砕される。対独戦が終結し、兵力を東方に向けるには時間を要したが、ギリギリのタイミングで満洲に雪崩れ込んだソ連の兵力は150万、対する日本は関東軍70万。但しまともな武器を持った兵士は30%程度と言われており、兵員数だけでなく明らかに実力も全く及ばない状態にあった。なお現地召集された人員については、出刃包丁(棒の先につけて槍にする)と火炎瓶として使うためのビール瓶の持参を強要するなど、近代戦の軍隊とかけ離れた戦国時代を想起させる状態である。最早軍隊の体を成していない。その様な中で更に日本軍は朝鮮半島を死守するため、150万人いたとされる現地住民を置き去りに関東軍は南下する。本書はその様な実質敗走状態にある日本軍が、ポツダム宣言受諾以外の選択肢なく、現地で捕虜となったのち、シベリア抑留と呼ばれる強制労働に従事させられる所から始まる。なおシベリア抑留は一般的な呼び方ではあるが、実際は南はウズベキスタンやタジキスタン、西はモスクワまで、シベリアのみならずユーラシア大陸全般に収容所があったことから、ユーラシア抑留という言葉も用いている。 では、実際の捕虜生活とは如何なるものであったか。これについては、以前新宿住友ビルにある平和祈念展示資料館(帰還者たちの記憶ミュージアム)を訪れてみた抑留者の悲惨な捕虜生活や労働の実態などの映像と違わず、現代を生きる我々からは想像もつかない地獄の様相である。食料は充分に与えられず、不衛生であることは勿論、事故や病気(飢えなど)で亡くなっても穴を掘って放り込むだけの世界。逃亡の疑いがあれば容赦無く銃殺される。こうした実態はソ連側から見れば、戦勝国として敗戦国の捕虜を動員して、未開のシベリアなどを開拓させる行為自体が当たり前とされるものである。捕虜は労働力としてモノ扱いと変わらず、ましてや東洋人ははなから別の見た目の民族で人権などの意識も薄いであろうことが窺える。そして捕虜に対する社会主義の思想教育も徹底する。同じ捕虜同士でもソ連の思想に従うものとそうでないものを徹底して分けて扱い、待遇面でも差別化することで、赤化を進めようとする。その様な中で同じ日本人同士に対立が生まれていく。 本書はそうしたソ連側の捕虜の扱いについて、帰還者からの言葉も用いて生々しい現実を説明する。当時の悲惨な状況を伝えて実態を明らかにしつつ、メインの内容としては、シベリア抑留から帰国(ダモイ)を果たした帰還者への戦後補償に関するものだと言える。多くの抑留者が亡くなる中、なんとか生き延び帰ってきた人々にも苦難の道が待っている。アカと称され就職も思う様にできない人々。同僚や友人達が次々と亡くなる抑留生活を経て心に深い傷を負ったまま社会復帰が困難な人。そして寒さと飢えで病気を患ったり手足の一部を凍傷で失い通常の生活ができない人。シベリア抑留は帰国後も長く生活苦や心の傷など癒えない傷害を多くの人々に植え付けた。そして帰還者に対する国の態度も厳しさが更に追い打ちをかける。本書後半は近年に至っても補償面で解決が見えない政府に対する、抑留者及びその遺族達の戦いの物語となる。 シベリア抑留から戦後補償に対する問題提起と内容は盛り沢山であるが、これがかつて太平洋そしてアジア、ユーラシア大陸で繰り広げられた戦争の悲劇の一部でしかない。平和な世の中、今を生きる我々日本人が忘れてはならない記憶の一つとして、未来の日本にも語り継がなければならない記憶として、先ずは知ることから始めたい。そして平和を守り続ける大切さを改めて感じ取ってほしい。
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シベリア抑留の発端から始まり、その壮絶さが語られる。 民主運動で日本人同士で疑心暗鬼になり、傷つけ合うのは痛ましい。帰国してからも… 著者は新聞記者で、本書も新聞の連載を基にしていることもあって、特に後半は新聞のコラム的な内容だった。国との訴訟的な。 もう少し前半部分を分厚く知...
シベリア抑留の発端から始まり、その壮絶さが語られる。 民主運動で日本人同士で疑心暗鬼になり、傷つけ合うのは痛ましい。帰国してからも… 著者は新聞記者で、本書も新聞の連載を基にしていることもあって、特に後半は新聞のコラム的な内容だった。国との訴訟的な。 もう少し前半部分を分厚く知りたかった。
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祖父(2008年死去)がシベリア抑留経験者です。多くを語らなかった祖父の壮絶な人生の一部を少しでも知りたいと思って読みました。 終戦後の日ソ交渉やソ連による抑留計画など、手記の類では語られない歴史的事実に大変驚かされました。また、生きて帰国した抑留者が祖国日本にその後も苦しめられ...
祖父(2008年死去)がシベリア抑留経験者です。多くを語らなかった祖父の壮絶な人生の一部を少しでも知りたいと思って読みました。 終戦後の日ソ交渉やソ連による抑留計画など、手記の類では語られない歴史的事実に大変驚かされました。また、生きて帰国した抑留者が祖国日本にその後も苦しめられる姿に心を痛めました。祖父はどんな思いで帰国後の人生を過ごしたのか…、今となっては確かめる術などありませんが、その亡き祖父と「対話」するように、この戦後75年の今年を過ごしていこうと思っています。
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