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地球移動作戦 ハヤカワSFシリーズJコレクション
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地球移動作戦 ハヤカワSFシリーズJコレクション

山本弘【著】

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地球移動作戦 ハヤカワSFシリーズJコレクション

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2009/09/25
JAN 9784152090683

地球移動作戦

¥770

商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

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2024/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2083年の未来を舞台にした壮大な宇宙SF。超光速粒子(タキオン)推進によるピアノ・ドライブを実用化した人類は、新たに発見された謎の天体2075Aの調査に乗り出しました。船長ブレイド率いる深宇宙探査船がこの天体を観測した結果、24年後に地球に壊滅的な被害をもたらすことが判明します。 この危機に対し、様々な対策案が提唱される中、天体物理学者の風祭良輔は、娘の魅波と息子の沙亜羅との会話をヒントに、驚くべき地球救済計画を発案します。彼の提案する「アース・シフト案」は、地球そのものを移動させるという大胆なものでした。これに対し、ACOM(人工意識コンパニオン)を使った大人気クリエイターであるジェノアPは、人工意識(AC)に人類の精神を受け継がせるという「セカンド・アース案」を提唱します。世論はこの二つの案に二分され、魅波は父の代理として公開討論会に出席する決意をします。 物語の中で特に印象的なのは、ピアノ・ドライブやACOMといった未来技術の描写です。これらの技術は、単なるSFのガジェットにとどまらず、物語の核心に深く関わっています。例えば、魅波が伯父のブレイドから受け継いだACOMのマイカは、彼女のパートナーとして物語を通じて重要な役割を果たします。 また、「アース・シフト」のプロモーションの冒頭部分で語られる科学技術史における愉快なエピソードの数々も見逃せません。これらのエピソードは、物語にユーモアと深みを加え、読者を引き込む要素となっています。 地球の未来を賭けた壮大な計画とそれに伴う人々の葛藤や絆、そして山本弘の緻密な世界観とキャラクター描写が光る本作は、SFファンにとって忘れられない一冊となるでしょう。

Posted by ブクログ

2024/06/10

専門的な説明が多すぎて読むのが大変。世界観に入り込めなかった。飛ばして読んだら半分くらいの厚みになるんじゃない? 地球に隕石が!みたいな話はよくあるけど、ぶつかるなら地球を動かそうって発想には驚かされた。さすが未来の話なだけある。

Posted by ブクログ

2023/08/06

ミラーマターの巨大質量の星が地球軌道に大接近。さあどうしよう。 山本さんのSFの中ではかなり濃密な部類に入るのではないでしょうか。ミラーマターとか反物質とかタキオンの振る舞いとか、予習しないと楽しみきれないかも。まあ予習なしでも冒頭から心折れる展開でこの先どうなっていくのかどき...

ミラーマターの巨大質量の星が地球軌道に大接近。さあどうしよう。 山本さんのSFの中ではかなり濃密な部類に入るのではないでしょうか。ミラーマターとか反物質とかタキオンの振る舞いとか、予習しないと楽しみきれないかも。まあ予習なしでも冒頭から心折れる展開でこの先どうなっていくのかどきどきしながら最後まで読めました。 ストーリーはもちろんなのですが、随所に山本さんの社会への眼差しが差し込まれていて、いつもながらそれがとても世界観に深みを与えていて読み応えがあります。それとバーチャルな女の子たちは山本さんの趣味出過ぎ。 とりあえずプロジェクトぴあのから読まないと世界観の前提がわからないと思うのでまずはそちらをお楽しみください。この本もすごく面白かったです。

Posted by ブクログ

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