銀座タンポポ保育園 ビーラブKC

くりた陸(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2009/10/13
• JAN: 9784063192735

商品レビュー

2023/06/25

★ねえ　いつかこの銀座の街いっぱいに　タンポポが咲いたら素敵よね
▶銀座のビルの一室にある二十四時間営業のタンポポ保育園には昼はOLやデパートの店員たち、夜はクラブで働く人たちが子どもを預けていく。子供たちや親たちにはそれぞれさまざまな事情があって･･･▶もっとずっと続けていける設定と雰囲気だと思いましたが続編あるかどうかは不明。

■タンポポ保育園についての簡単なメモ

【安藤剛／あんどう・つよし】今度北海道に引っ越すことになって退園する予定の子。父はプロ野球選手だったがケガで二軍落ちし荒れ母と離婚したものの剛くんはお父さんをヒーロー視している。
【金本／かなもと】タンポポ保育園保育士。銀座界隈では名を知られているようだ。
【黒田】タンポポ保育園に子どもをのはるか預けている。元看護師。さばさばした性格。
【講談保育ルーム】野原さんが自分の子どもの春彦を預けている。
【十文字／じゅうもんじ】タクマくんの母。クラブシーニュの売れっ子。源氏名は麗奈（れいな）。じつは･･･
【大河／たいが】園児。
【タクマ】十文字タクマ。タンポポ保育園園児。男の子だが女装が似合う。
【タンポポ保育園】銀座のビルの一室にある二十四時間営業の保育園（二十四時間連続で預かってくれるわけではない）。昼はOLやデパートの店員たち、夜はクラブで働く人たちが子どもを預けていく。
【鳥谷桜太／とりたに・ゆうた】タンポポ保育園保育士。三ヶ月目。
【野原】タンポポ保育園の新スタッフ。しっかりしていて子どもの扱いもうまい。別の保育ルームに子どもの春彦を預けている。夫は一年前に亡くなった。
【浜本】タンポポ保育園の保育士。おネエ言葉。裁縫が得意。
【はるか】黒田の娘。
【ひな菊】福原愛美の娘。四歳。金本が執事っぽいので気に入った。かなりわがままお姫様だが両親の忙しさを配慮しておるところもある。
【福原愛美】フードコーディネーター。オーガニックカフェをオープンするので娘のひなを長時間預かってくれる保育園を探していた。
【藤田花】タンポポ保育園経営者で園長。規則に厳しくて笑わない。あだ名は「鉄仮面」。子どもが苦手。正体は当然･･･。《この街の子供たちは　私が守る》
【もね】タンポポ保育園園児。タクマくんを女の子っぽくした。
【百合】渡辺百合。最近入ってきた。父は名古屋に単身赴任、母はテーブルコーディネーターだとか。よく入院するがそんなときはみんなが優しくしてくれるので嬉しかったりする。
【蘭子／らんこ】「オデール」の伝説のキャバ嬢。
【麗奈／れいな】→十文字

2017/07/11

最近、作者の方が癌で闘病中と聞き、久しぶりにこの本を読み返して、頑張ってほしいなぁと思った翌日、訃報を知りました。
代表作のくじらの親子とかも読みましたが、手元に残したのは、これ。続きがあったら読みたい作品でした。
子供の気持ちや、問題を、上手に描く作家さんだったと思います。
ご冥福をおいのりします。
しかし、昔に比べて、現役のそれもそんなにお年でない漫画家さんの訃報、多いなぁ…(/ _ ; )