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ビヨンド・エジソン 12人の博士が見つめる未来
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2009/09/15 |
JAN | 9784591111529 |
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ビヨンド・エジソン
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
「ロケットが無事打ち上げられたからといってほっとすることはなかったのですが、あのとき自分の中で嬉しい発見があったんです。最初の交信が無事終わったあと、ロケットが発射されて三時間以内だったと思いますが、窒素タンクを回収しに行ったんですね。整備塔の階段を一人でとんとんと上がっていった...
「ロケットが無事打ち上げられたからといってほっとすることはなかったのですが、あのとき自分の中で嬉しい発見があったんです。最初の交信が無事終わったあと、ロケットが発射されて三時間以内だったと思いますが、窒素タンクを回収しに行ったんですね。整備塔の階段を一人でとんとんと上がっていった。するとさっきまでロケットがあった場所が空っぽになって焼け焦げている。 そのとき、ああ、あいつは宇宙に行ったんだ、結局ぼくは子どものころからこれがやりたかったんだよなあ、と思ったんです」 ―矢野創
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※このレビューにはネタバレを含みます
現代の一流の科学者の研究の概要とその人がそれを志す切っ掛けが紹介されている。 今の科学者がどんなことに疑問を持ち(もしくは人から示唆されて)、その結果今何を問題として扱っているのかはとても面白い。 例えば、音声工学者が「なぜ今の音声認識技術は何万人のサンプルをとらないと質の良い音声認識ができないのか(人の子供はそんなことはないのに・・・)」に疑問を持ち、脳の認識の仕方の問題に行き着き、音韻性の学習障害・自閉症の問題に行き着く話などはとても興味深かった。 (流体力学を専門にする物理学者が、恩師に「これからは形容詞がついた流体力学でないと発展しない(理想の流体でなく、より具体的な特徴をもった物質を扱え)」と言われ、結局いまは黄砂の研究をしている話も面白かった。) 中味はそんなに専門的でないので好奇心を刺激する読み物としてお勧め。
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12人の科学者たちを取り上げ、彼らが科学者になったきっかけになった本や人との出会いを紹介しつつ、彼らの科学・研究への思いと取り組みの姿勢をまとめた本。 思っていた以上に感銘を受けた。 人が進路や目標を決めるとき、何か心に響くような出会い(それが本であれ人であれ事件であれ)をして...
12人の科学者たちを取り上げ、彼らが科学者になったきっかけになった本や人との出会いを紹介しつつ、彼らの科学・研究への思いと取り組みの姿勢をまとめた本。 思っていた以上に感銘を受けた。 人が進路や目標を決めるとき、何か心に響くような出会い(それが本であれ人であれ事件であれ)をしているということが、背中のひと押しにつながるんだなということを実感した。 昨年、奇跡の帰還を果たした惑星探査機「はやぶさ」に携わった人や、黄砂の研究に取り組む人、恐竜、ウィルス感染症、地震観測システム、アルツハイマー病など、様々な研究者が取り上げられているが、一番心に残ったのは音声工学者の峯松信明さん。自閉症の人の音声の認識について音声工学の面から仮説を立て、彼らの手助けができるシステムを作ろうと研究をされているそうだ。 彼が会ったテンプル・グランディンさんの本は私も読んだことがあり、また最近オリバー・サックスの著作でも音楽の認識にまつわる本を読んだばかりでもあり、非常に興味深かった。
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