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きりきり舞い
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2009/09/19 |
JAN | 9784334926786 |
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きりきり舞い
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商品レビュー
3.2
10件のお客様レビュー
久しぶりの再読。 諸田さんなのでテンポ良く読める。 十返舎一九の娘・舞の、タイトル通りきりきり舞いな日々を描いた連作短編集。 飲んだくれているか怒鳴っているか書いているかの奇人・一九と、夫婦別れをして転がり込んできた北斎の娘・お栄と、一九が連れてきた弟子で訳ありげな浪人・今井尚...
久しぶりの再読。 諸田さんなのでテンポ良く読める。 十返舎一九の娘・舞の、タイトル通りきりきり舞いな日々を描いた連作短編集。 飲んだくれているか怒鳴っているか書いているかの奇人・一九と、夫婦別れをして転がり込んできた北斎の娘・お栄と、一九が連れてきた弟子で訳ありげな浪人・今井尚武に振り回される。 名前の通り踊りが得意な舞だが、それで身を立てる気はなく、行き遅れ気味の彼女が目指すのは玉の輿。 しかしこれはと見込んだ男との話を一九は片っ端から潰して嫁に行けそうもない。一方で見た目も素性も怪しい尚武を一九は舞と夫婦にしようとしている。 おまけに居候の癖に堂々としているお栄にもイライラ。 舞に幸せな日々は来るのか。 クリエイティブな天才はその才能のためしか生きられず、結局は周囲の凡人が支えるしかないのか。イライラしつつも父や友人を見放すことは出来ない舞に同情しながらも共感もある。 そこが自分と同じ奇人なれど、自分以上の才を持ちこの世でただ一人心から尊敬出来る父・北斎を見つめるお栄とはちょっと違う。 一九の意外な前身や尚武との繋がり、実際のところは分からないが北斎の娘お栄との関係は興味深いが、やはり舞のきりきり舞いな日々は続きそう。 開き直ってとことん付き合うしかないのか。だけどやっぱり借金取りから逃げる生活は嫌かな。
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『東海道中膝栗毛』の著者である十返舎一九の娘、舞が主人公。 気難しく、変わり者の父・一九を筆頭に、図々しい居候の今井尚武。そして、強烈な自由人、葛飾北斎の娘・お栄・・。こういった奇人変人達に振り回されて、文字通り“きりきり舞い”する、舞の苦労っぷりが楽しく描かれています。 まぁ、...
『東海道中膝栗毛』の著者である十返舎一九の娘、舞が主人公。 気難しく、変わり者の父・一九を筆頭に、図々しい居候の今井尚武。そして、強烈な自由人、葛飾北斎の娘・お栄・・。こういった奇人変人達に振り回されて、文字通り“きりきり舞い”する、舞の苦労っぷりが楽しく描かれています。 まぁ、読んでいる分には楽しいけれど、身近に一九やお栄みたいな人がいたら、かなり迷惑かと思います(笑)。
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表題通り、最後まできりきり舞いな雰囲気のお話。 それなりに面白いけど…あんまり好みではなかったかな。 出てきた有名人さん達の奇人ぶりが、ちょっと…ね。
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