きりきり舞い の商品レビュー
久しぶりの再読。 諸田さんなのでテンポ良く読める。 十返舎一九の娘・舞の、タイトル通りきりきり舞いな日々を描いた連作短編集。 飲んだくれているか怒鳴っているか書いているかの奇人・一九と、夫婦別れをして転がり込んできた北斎の娘・お栄と、一九が連れてきた弟子で訳ありげな浪人・今井尚...
久しぶりの再読。 諸田さんなのでテンポ良く読める。 十返舎一九の娘・舞の、タイトル通りきりきり舞いな日々を描いた連作短編集。 飲んだくれているか怒鳴っているか書いているかの奇人・一九と、夫婦別れをして転がり込んできた北斎の娘・お栄と、一九が連れてきた弟子で訳ありげな浪人・今井尚武に振り回される。 名前の通り踊りが得意な舞だが、それで身を立てる気はなく、行き遅れ気味の彼女が目指すのは玉の輿。 しかしこれはと見込んだ男との話を一九は片っ端から潰して嫁に行けそうもない。一方で見た目も素性も怪しい尚武を一九は舞と夫婦にしようとしている。 おまけに居候の癖に堂々としているお栄にもイライラ。 舞に幸せな日々は来るのか。 クリエイティブな天才はその才能のためしか生きられず、結局は周囲の凡人が支えるしかないのか。イライラしつつも父や友人を見放すことは出来ない舞に同情しながらも共感もある。 そこが自分と同じ奇人なれど、自分以上の才を持ちこの世でただ一人心から尊敬出来る父・北斎を見つめるお栄とはちょっと違う。 一九の意外な前身や尚武との繋がり、実際のところは分からないが北斎の娘お栄との関係は興味深いが、やはり舞のきりきり舞いな日々は続きそう。 開き直ってとことん付き合うしかないのか。だけどやっぱり借金取りから逃げる生活は嫌かな。
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『東海道中膝栗毛』の著者である十返舎一九の娘、舞が主人公。 気難しく、変わり者の父・一九を筆頭に、図々しい居候の今井尚武。そして、強烈な自由人、葛飾北斎の娘・お栄・・。こういった奇人変人達に振り回されて、文字通り“きりきり舞い”する、舞の苦労っぷりが楽しく描かれています。 まぁ、...
『東海道中膝栗毛』の著者である十返舎一九の娘、舞が主人公。 気難しく、変わり者の父・一九を筆頭に、図々しい居候の今井尚武。そして、強烈な自由人、葛飾北斎の娘・お栄・・。こういった奇人変人達に振り回されて、文字通り“きりきり舞い”する、舞の苦労っぷりが楽しく描かれています。 まぁ、読んでいる分には楽しいけれど、身近に一九やお栄みたいな人がいたら、かなり迷惑かと思います(笑)。
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表題通り、最後まできりきり舞いな雰囲気のお話。 それなりに面白いけど…あんまり好みではなかったかな。 出てきた有名人さん達の奇人ぶりが、ちょっと…ね。
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十返舎一九と葛飾北斎の娘どっちも羨ましい境遇かと思いきや、天才はやっぱり変人なのか世話の焼ける父親に振り回されっぱなし。でもどちらの親も実は娘を大切に思っていて、ほっこりします。
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奇人変人に囲まれた彼女は大変そう。 でも、作家・画家なんてそんなもんかしら。 なんだかんだで、ちゃっかり、旦那を見つけててうらやましい。しかも、実はカッコいい。 少女漫画のような時代小説。
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すすっと読了。十返舎一九の娘舞が語り手。一九、北斎、北斎の娘お栄、そして居候の尚武と奇人達に囲まれてきりきり舞いの毎日。名を残す人達は結構こういうタイプで、周りでなんとか支えている人達がいたんだろうなぁ。
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天才って 結構めいわく。。。たぶん現実の世界でも。 北斎親子は発達障害者だと世間でも言われているのできっと 大変 変わった人だったんでしょう。
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19歳の女の子が主人公。 しっとり乙女路線で行くのかと思いきや ちゃきちゃきっと弾けるような江戸小町で、意外でした。 家族も友達も変人奇人ばかりのため苦労人だが、 自分の意見をきちんと持っているしっかり者。 ストーリーを一言で言うと、 彼女のドタバタ婚活劇。 常日頃読んでいる...
19歳の女の子が主人公。 しっとり乙女路線で行くのかと思いきや ちゃきちゃきっと弾けるような江戸小町で、意外でした。 家族も友達も変人奇人ばかりのため苦労人だが、 自分の意見をきちんと持っているしっかり者。 ストーリーを一言で言うと、 彼女のドタバタ婚活劇。 常日頃読んでいる時代小説は男性視点が多いので 新鮮でした。文章も読みやすかったので通勤往復で読了。 胸キュン物語ではないけれど ほんのり心温まる読後感がよかったです。
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サッパリと面白かった(^^)v ドタバタ ホーム ドラマ です。 『東海道中膝栗毛』の作者十返舎一九の娘 舞を主人公に面白おかしいドタバタ喜劇ですが、ちょっとほっこりもします。 さすが諸田先生作品。 ゆっくり読んだのに、ぐいぐい読んじゃうから直ぐに読み終わってしまって寂しい。 ...
サッパリと面白かった(^^)v ドタバタ ホーム ドラマ です。 『東海道中膝栗毛』の作者十返舎一九の娘 舞を主人公に面白おかしいドタバタ喜劇ですが、ちょっとほっこりもします。 さすが諸田先生作品。 ゆっくり読んだのに、ぐいぐい読んじゃうから直ぐに読み終わってしまって寂しい。 一九は『膝栗毛』シリーズしか読んだこと無いけど大好き。 娘は大変ですねぇ(笑)。確か最後を見取ったのは舞さんだったね。 北斎の娘お栄もすごい。北斎と一九は同年代なんですねぇ。 ほんとに交流があったのかしら?と調べたくなっちゃいました。 京伝や馬琴が出てきても面白かったかも~とも思った。 時代劇やったら面白いだろうなと思わずにはいられなかった。 サクッと面白かったです! 読めてよかった。ありがとうございます。 (H21.11 図)
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奇人変人に振り回される十返舎一九の娘、舞の視点で描き出される短編連作集。北斎の娘や訳ありらしい押しかけ弟子とまあきりきり舞いさせられる様子がよく伝わってきたかな〜
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