翼をください

原田マハ【著】

• 販売会社／発売会社: 毎日新聞社
• 発売年月日: 2009/09/20
• JAN: 9784620107455

商品レビュー

2024/09/01

この作家さんは、ノンフィクション的なフィクションと言って良いのかはともかく、この系統については文句無しで面白いですね。天性の感性の上に、いろいろなことを研究しているからなのでしょうね。

2024/05/26

以前何かのインタビュー記事を読んだところ、著者は「小説を通じて（働く）女性を元気づけること、応援することがテーマ」だと語っていたことを思い出した。まさにこの小説はその様な意味でもピッタリな素晴らしい物語となっている。
飛行機の話、とつい単純に括ってしまいそうだがさにあらず。女性の社会進出や技術の進歩、戦争も含めた国家間の覇権争いも絡めて描かれており、展開にも厚みが出ている。（さらに恋愛まで！）

エイミーとアインシュタインに語らせた「世界はひとつ」「大事なのは共存」を物語の軸としつつ、胸が熱くなる場面もあり、壮大な映画の様な作品。
フィクションであることを忘れてしまう様な、むしろこれが事実であってほしいと願いたくなる様な、読後感も最高な内容。
ボリュームはあるが、とても読み進めやすい内容なので、個人的には特に若い人にこそぜひ読んでほしい。

2024/02/03

旅行の疲れより、旅行で付いた脂肪が取れませんw

ってな事で、原田マハの『翼をください』

戦前のアメリカに飛行機をこよ無く愛する女性パイロットのエイミー・イーグルウィングが世界初の世界一周飛行に挑戦する。

その話はその時代にはかなり難しく困難な飛行だったのだが、大統領、海軍の協力の元に世界一周飛行の計画は進んで行った。

エイミーの信条は空から見る地球に国境等は無く人々は平等で自由でなくては成らない。『世界はひとつ』を飛行する事で立ち寄る様々な国の人々に伝えて行く事が使命だと……。

あ～、この後のざっくり粗筋を書きたいけど止めときます。

ほぼ史実を元にした話なんでより緊張感もあり、リアリティ感も半端無い！

無茶苦茶ええ話なんで是非読んでもらいたい♪

これは映画化したら絶対にええ映画に成るじゃろなぁ、ってかええ映画にしか成らんと思うw

久々に人前で涙を流しながら読んだった！

今年1のグッと来た本じゃね♪

2016年41冊目