自己プロデュース力

島田紳助【著】

• 販売会社／発売会社: ヨシモトブックス/ワニブックス
• 発売年月日: 2009/09/17
• JAN: 9784847018190

商品レビュー

2025/06/28

Youtubeでも見られる島田紳助の伝説の講義。お笑いビッグスリーではないが、かつて紳助ファミリーを築き上げバラエティの一時代を担った島田紳助からＭ１を目指す若手へのエール。動画の方が熱が伝わって面白いが、文章で読んでも面白い。あまり個人的には紳助は好きではなかったが、やはり一流の人はこだわりが違う。漫才にかける情熱。徹底的に先輩の漫才を研究し黄金の方程式を見つけ出し、実践し成功をおさめる。先輩とかマネジメントの人達のいう事を聞かない（笑）。そしてピークで引退する。素晴らしい。漢とはこうありたいものだ。関西弁での熱い語り、最後の一言が人を惹きつけるとはどういう事かを教えてくれる。自分もこれくらい熱く語れる鉄板ネタを持ちたいものだ。。。

2024/10/27

自己プロデュース力
著：島田 紳助

NSCのお笑い芸人志望の若者たちを前に、島田紳助氏が情熱をもって語りかけた「人生」「仕事」「成功」「カネ」「夢」に関する智恵が、ここにはぎっしりつまっている。誰もが驚嘆した市に物狂いの「努力」、あらゆる分野に共通する緻密な「分析」の方法等、たぐいまれな説得力と、鋭利なアドバイスに満ちた内容で紹介されている。

社会的な事情を含めて、芸能界から距離を取られた著者。色々な意見はあるものの、今でも著者の言葉の強みや学ぶ点が多いことは、本書やYouTubeのラインナップからも証明されている。

ダウンタウン世代の自分にとって、リアルで紳竜の漫才をみたことはない。しかし、その時代の異端児とされてきた、コンビがどようにもがき、成功を掴んできたかの中に時代のうねりを乗り越えるヒントは存在する。

笑いの自分だけの教科書をつくり、その仕組みを考える。オラオラ主義で自分たちの「おもろい」を押し付けるのではなく、時代が求めているのはなに、今受けているのはなにかというように自分軸ではなく、相手軸や時代のニーズから逆算してその仕組みを模索する。その中で自分たちができることをオリジナルとして笑いのメカニズムをあてこんでいく。

お笑いにロジックと感情を組み込ませ、笑う仕組みをオリジナルに展開している。売れないわけがない。おもしろくないわけがない。目先の笑いではなく、自分たちのターゲットをしっかりと見据えた笑いの先には著者が創り出した成功とお笑い芸人のステータス向上の功績が積み上がっている。

なかなか、新品でも中古でも見つからない本書。
図書館で探し出して再読した。その価値は大いにあった。

2024/08/06

ゴールは有名になること。そのために今できることを挙げ、徹底的に実行していく。
それができれば高確率で成功するだろうけど、ふつうはできない。
著者の本からも感じる熱気。その熱意で突き進み、成功したのだろう。何を使ってドライブするか、やりきるか。そこに事故プロデュース力が必要なのか。