食料の世界地図

エリックミルストーン, ティムラング【著】, 大賀圭治【監訳】, 中山里美, 高田直也【訳】

• 販売会社／発売会社: 丸善
• 発売年月日: 2009/08/25
• JAN: 9784621081204

商品レビュー

2019/09/23

まず、カラーで写真、グラフ、図表が豊富なのがすばらしい。ビジュアルで訴えることの重要性を感じる。そして当然ではあるが、日本を中心にしていないことが世界的視点でのものを考える、よいきっかけとなる本。
当然日本人であれば、日本と他の国々を比較し、客観的データにより判断することも多いだろう。

今後、各国がどう方向を修正していくのかはそれぞれだが、まずは発展途上の国々が健全な発展をしていくことが重要となる。

また、本書のデータではひとつの国の中の偏りや貧富の差の度合いまでは語りきれないので、特に発展途上の国々でのデータに注意が必要である。

2012/10/27

最近流行のインフォグラフィックスの手法を駆使して、世界の食の事情を分かりやすく紹介した本。
地図とグラフとイラストを組み合わせて情報が分かりやすく整理されています。

皆さん書いているように、日本の農薬事情にはびっくり。
それから遺伝子組み換え作物についてもこの本で、問題点が少し分かったかも。

2009/12/24

大学生協で平積みされてたので衝動買いしてしまいました。
何がびっくりしたって、農地面積当たりの農薬の使用量は、中国よりも日本のほうが多い、ってデータがさらっと記載されていたことでしょうか。

基本、米国目線のデータなので、日本からすればやや不親切ですが、いろんな意味での「食料問題」を考える上では興味深いデータが盛りだくさんです。

なお、「１２　家畜の病気」に出てきた「伝染性肋胸膜肺炎」は「牛肺疫」のことだと思います。訳者さんに教えてあげよう