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粘膜蜥蜴 角川ホラー文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/08/24 |
JAN | 9784043913022 |
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粘膜蜥蜴
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粘膜蜥蜴
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商品レビュー
3.9
90件のお客様レビュー
面白かったが、粘膜人間に比べて、グロテスクな美しさは減ったような気がした。読みながら少し物足りなさを感じた。ただ、蜥蜴については素晴らしいと思う。この異様で奇怪な存在が、読書中、不思議な緊張をもたらしていた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
飴村行の粘膜シリーズ。 ちょっとクセになる。 残虐行為の描写は相変わらずエグい。 今回も蜥蜴人間が出てくる。時代は太平洋戦争の初期。 町で唯一の総合病院の院長の息子である、月ノ森雪麿呂が主人公。 雪麿呂は国民学校初等科に通っている。 権力を傘に来た、その傍若無人さは子供とは思えない振る舞いだ。 雪麿呂に使える下男の富蔵は爬虫人である。雪麿呂に対して忠誠を尽くしている。 富蔵は子供の頃にナムールから日本へ連れて来られた。自分は生粋の日本人だと思っている。 雪麿呂の同級生の二人の堀川真樹夫と中沢大吉は雪麿呂の家に招待される。 その豪華な家と調度品の数々に驚きを隠せない。 真樹夫には軍人の兄、美樹夫がいる。美樹夫は少尉でナムールへ派遣されている。 ナムールには、日本軍に対するゲリラや巨大な虫や得体の知れない動物がうようよいる。そして、爬虫人の村人達との関わり。 美樹夫はナムールで二人の部下と共に、間宮という要人の護衛をすることになり、この世の地獄を体験する。この間宮がまた、ウンザリする程のゲスな男だ。 ナムールのジャングルでのゲリラとの攻防、巨大人食いミミズや巨大ヒルは出るわで、気持ち悪い。 雪麿呂の母が疾走して家には居ない。父は書斎に籠もりきりに成り部屋から出てこない。やがてその真相は明かされるが、そのどんでん返しが気持ち悪い。
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80~90年程前と推察される戦時中の日本が舞台だが、“爬虫人”という生物が当たり前の様に存在している世界観。 読み終われば見事に緻密なスプラッタミステリーだが、表紙や表題、作中のエンタメに寄った会話劇などからどこまで本気か分からず、煙に撒かれた様な不思議な読後感を残す。 この外し...
80~90年程前と推察される戦時中の日本が舞台だが、“爬虫人”という生物が当たり前の様に存在している世界観。 読み終われば見事に緻密なスプラッタミステリーだが、表紙や表題、作中のエンタメに寄った会話劇などからどこまで本気か分からず、煙に撒かれた様な不思議な読後感を残す。 この外し具合としっかり落とす所のバランスが作者の力量と魅力だと感じる。
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