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連舞 改訂新版 集英社文庫
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連舞 改訂新版 集英社文庫

有吉佐和子【著】

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連舞 改訂新版 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2009/08/25
JAN 9784087464726

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連舞 改訂新版

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商品レビュー

3.9

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2025/08/28

秋子の母 寿々は日本舞踊梶川流の門弟で若い頃から名の通った踊り手だった。 自ら稽古場と内弟子をもつ彼女は娘である秋子を顧みることはなかった。 秋子が六つの時 寿々は還暦を過ぎた七世家元 梶川猿寿郎の子を産む。 家元が自ら千春と名付けた娘を踊り手として育てあげようと寿々は躍起になっ...

秋子の母 寿々は日本舞踊梶川流の門弟で若い頃から名の通った踊り手だった。 自ら稽古場と内弟子をもつ彼女は娘である秋子を顧みることはなかった。 秋子が六つの時 寿々は還暦を過ぎた七世家元 梶川猿寿郎の子を産む。 家元が自ら千春と名付けた娘を踊り手として育てあげようと寿々は躍起になった。 必要なのは血筋なのか 天賦の才なのか精進なのか … 終盤 八世猿寿郎の「─踊りの間というのは魔物の魔だ。誰も逃げ出せない。みんな死ぬまで踊り続けるんだ。僕は魔物に首の根っこを押さえられている。だから家元の僕は、門弟の首の根っこを押さえていなきゃならないのさ。─考えてみると、日本舞踊は近頃の新興宗教と似たことを何百年の昔からやっているんだね。家元というのは教祖のことさ。だから面白いよ、やめられないんだよ」という言葉が印象に残った。 戦争を経て不本意ながら確固たる地位を得て 遅まきながら才能を開花させた秋子と 母の反対を押し切ってした結婚が破綻してアメリカから娘を連れて帰ってくる千春のその後は『乱舞』に続く。

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2023/06/16

有吉佐和子さんの作品は、文字を追うだけで楽しいような硬質な美文で、本当にハズレがない。 今回も、題材の日本舞踊のことなんて全く知らないのに、ぐいぐい読まされてしまった。 それほど長い作品ではないのに、大河ドラマを観たかのような満足感。 あと、青春期までの瑞々しい繊細さを描ける作...

有吉佐和子さんの作品は、文字を追うだけで楽しいような硬質な美文で、本当にハズレがない。 今回も、題材の日本舞踊のことなんて全く知らないのに、ぐいぐい読まされてしまった。 それほど長い作品ではないのに、大河ドラマを観たかのような満足感。 あと、青春期までの瑞々しい繊細さを描ける作家は数あれど、酸いも甘いも経験して成熟した大人の女を、こんな見事に描ける作家はそうはいないと思う。 全員単純にいい人でも悪い人でもなく、年を経て変わっていく人格として描かれているのも、人間ってそうだよねと思わされて、凄くいい。 有吉佐和子さん、手当たり次第に読んでいこうかなあ。 続編も楽しみ。

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2023/02/26

昭和初期。日本舞踊の梶川流の師匠を母に持つ秋子は、しかしその才がないと捨て置かれ、母の愛は家元の血を受けた異父妹の千春に集中した。 身の程をわきまえ慎ましく生きることを選んだ秋子だが、戦争を境に秋子の運命は大きく変わっていく。 母の愛への渇望、妹への嫉妬、踊りの家に生まれたことへ...

昭和初期。日本舞踊の梶川流の師匠を母に持つ秋子は、しかしその才がないと捨て置かれ、母の愛は家元の血を受けた異父妹の千春に集中した。 身の程をわきまえ慎ましく生きることを選んだ秋子だが、戦争を境に秋子の運命は大きく変わっていく。 母の愛への渇望、妹への嫉妬、踊りの家に生まれたことへの屈託を抱え、常に隅に控えるように生きてきた秋子が、やがて怖いくらいの強さをもって母親と相対するときがくる。そこに至るまでの痛ましさがあればあるだけ凄みが増して圧巻だった。

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