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ミスター・ピップ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2009/08/20 |
JAN | 9784560090046 |
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ミスター・ピップ
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商品レビュー
4.4
11件のお客様レビュー
パプアニューギニア政府とブーゲンヴィル革命軍の内戦は割と最近なんですね。島民はどれだけ不安だったでしょうか。そんな中、白人のワッツ先生は村の学校で子供達に「大いなる遺産」を朗読し子供達は夢中になるものの内戦の影響はどんどん迫ってきます。不安定な社会情勢に翻弄される島民たちがされた...
パプアニューギニア政府とブーゲンヴィル革命軍の内戦は割と最近なんですね。島民はどれだけ不安だったでしょうか。そんな中、白人のワッツ先生は村の学校で子供達に「大いなる遺産」を朗読し子供達は夢中になるものの内戦の影響はどんどん迫ってきます。不安定な社会情勢に翻弄される島民たちがされた残酷なことを読むとたまらない気持ちになりました。
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過酷な運命に翻弄される一人の小さな人間と再生。言葉、記憶、ストーリー、ルーツ。アンゲロプロスの映画に似たものを感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ソロモン諸島の西の端にある、ブーゲンビル島。世界的に見ても巨大な銅鉱山を持つこの島では、産業主義に走る政府(オーストラリア側)の搾取と、それに対する地元住民や鉱山労働者の不満が充満していた。反乱と経済制裁。そして血なまぐさい悲劇。地元住民、ましてや子どもたちは何をしたっていうの?(知れば知るほど悔しくなる…)そんな環境を生きる、一人の少女から見た世界を描いた物語が「ミスター・ピップ」である。 主人公・マティルダの学校にある日教師としてやってきた島で唯一の白人、ミスター・ワッツ。教材も何もない中、1冊の本を朗読し始める。次第に物語にのめり込むマティルダ。そんな娘の姿をおもしろく思わない、キリスト教を強く信じる母親が、事件を起こすきっかけになる。愛する母と、信頼するミスター・ワッツの間で揺れるマティルダの眼差しの尊さが、印象的です。 クライマックスのシーンでは、マティルダに感情移入してしまい身を切られるように苦しかった。理不尽に立ち向かう大人たちの姿を見ても、ただ自らの無力さに絶望するしかないマティルダ。また、辛い思い出が物語の源泉になることに気づく様子には、生きる強い意志を感じました。 南太平洋と聞けば、美しい海をはじめとした豊かな自然、明るくておおらかな人々といった平和な世界のイメージだった。そして驚くべきは、この悲劇が起こっていたのはわずか15年ほど前の話であり、現在もその不安定な状態が続いていること。私が安くていいファンデーションを探したり、ルーズソックスで足を細く見せようとしていたあのときにも、そして今だって、世界のどこかで起きていることがある。ちゃんと知っていこうと思う。 ブーゲンビルの悲劇については、このサイトがわかりやすかった!→http://shinrin-journalist.la.coocan.jp/sub4-16.html
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