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ガンジーの危険な平和憲法案 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/08/23 |
JAN | 9784087205053 |
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ガンジーの危険な平和憲法案
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ガンジーの危険な平和憲法案
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
ガンジーは、インドの独立にむけて、それこそ命をかけて、非暴力の抵抗運動をやって、国父と尊敬されていたのだが、でもまさにインドの独立の瞬間にその夢は挫折する。 ということなんだけど、インド独立時のガンジーの孤立の理由みたいなのは、今ひとつ、分からなかった。 この本は、その辺の経...
ガンジーは、インドの独立にむけて、それこそ命をかけて、非暴力の抵抗運動をやって、国父と尊敬されていたのだが、でもまさにインドの独立の瞬間にその夢は挫折する。 ということなんだけど、インド独立時のガンジーの孤立の理由みたいなのは、今ひとつ、分からなかった。 この本は、その辺の経緯が明確に書いてあって、かなりよく分かった。 イギリスから独立しようとするなかでは、ガンジーの理想主義的なカリスマが必要だったんだけど、いざ、国を作ろうとしたときには、それはジャマだった。といっても、ガンジーは国民的なヒーローなので、神格化しといて、現実の政治では無視しよう、みたいな。で、ガンジーの言っているような地方というか、民衆をベースとした非暴力な国ではなくて、いわゆる欧米型の普通の国を建国時のリーダーたちは作りたかったんだね。 で、この流れ、そしてヒンズーとイスラムの対立で、結局、インドとパキスタンに分かれて、戦争状態になったり、みたいなところで、晩年のガンジーは自分がずっと頑張ってきた目標に手が届きそうなところで、全く違うことに世界がなってしまって、失望したのだろうな、というのが、よく分かる。 ガンジーは最後は、暗殺されるのだが、暗殺者の理由は、ちゃんとした国(軍事力をもって、国際社会のなかで独立を保てる国)にインドがなるためには、ガンジーは障害である、ということだったらしくて、まさに、上に書いた対立のなかで殺されてしまったのだな、と。 ガンジーは理想主義、平和主義なんだけど、そこに全く収まり切れないラジカルさ、政治性、そして、ある意味、現実性をもっていて、その辺のところを再認識できたのがよかったな。 ちょっとガンジー関係の本で積読になっている「わたしの非暴力」を読んでみようかな。
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ガンジーと云えば、「非暴力主義」の代名詞で知られる。キング牧師なども同様だ。 ただ、微妙なニュアンスではあるが、キング牧師は「非暴力直接行動」であり、ガンジーは「市民不服従」が正しいと思う。 この著書は、とても分かりやすい。 まず、暴力の定義、ガンジーの選んだ暴力。 マキャベリ...
ガンジーと云えば、「非暴力主義」の代名詞で知られる。キング牧師なども同様だ。 ただ、微妙なニュアンスではあるが、キング牧師は「非暴力直接行動」であり、ガンジーは「市民不服従」が正しいと思う。 この著書は、とても分かりやすい。 まず、暴力の定義、ガンジーの選んだ暴力。 マキャベリとの比較は非常に興味深いものだった。 帰納法、演繹法。この考え方は日常生活にも応用できる。 『ヒンド・スワラージ』も読んでみたい一冊。 このガンジーの行動を借りに日本に当てはめると、各省庁の全権限、役割を全ての都道府県に振り充てるって感じかな。 話変わるけど、不必要な省庁が何と多いことか。 でもまあ、都市型中央政権じゃ無理か。 ガンジーの考えをまとめると、よそはよそ、うちはうち。と云う、シンプルなものになるような気がする。
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国家とは「暴力」の性質を持つ ガンジーの理想は国家ではなく「共同体」を作ること 権力とは「契約」で生まれる 協力することで発生すること 権力への抵抗は「非協力」
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