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どれくらいの愛情 文春文庫
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どれくらいの愛情 文春文庫

白石一文【著】

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どれくらいの愛情 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/08/03
JAN 9784167772017

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どれくらいの愛情

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商品レビュー

3.5

99件のお客様レビュー

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2015/09/09

沁みる

4話の短編すべてが心に沁みた。しんみり泣きたいときに読みたい。

taroboo

2024/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

白石氏の作品はこれで二作目。 前回読んだ『僕の中の壊れていない部分』が見事なまでのダメンズ小説!?であったので、今回もきっとスかした女ったらしみたいな主人公がわぁわぁいう小説かなあと勝手なイメージを描いていました。ところが、かなりほっこり系の作品でした。 ちなみに本作、短篇二つと中篇一つの計三篇からなる作品となっております。 ・・・ なかでも印象的であったのは表題作の中篇「どれくらいの愛情」です。 内容は言ってしまえば、オクテな甘味店経営者が一度別れたスナック嬢と最終的に結ばれる、という筋。 なんて書くと、女性慣れしていない小金持ちが、手練れの器量よしとなんだかんだでくっつく、みたいな印象かもしれません。まあそれはあながち間違ってはいないものの、一番印象に残ったのは以下の部分。 「彼が仕事以外のことで何かを気にかけたり、心配したり、思い煩ったりできるのは、結局この晶に対してだけだった。そして、彼女と別れてからの五年のあいだ、彼にはそういう対象がいなかったせいで、いかに仕事がうまく進んでいても、心の空虚さを埋めることができなかった。それがここ一週間足らず、この病院に足しげく通うようになっただけで心境は一変してしまった。誰かのことを思いやれることで、こんなにも心が満たされるとは・・・。正平は今更ながら驚くばかりだった。 ―――自分のことを心配してくれる存在も大事だが、それと同等かそれ以上に、こうして自分に心配をかけてくれる存在が大切なのだ。」(P.355) 散々振り回されるホステス嬢のことを言っているのですが、ふと自らを振り返ると、思い当たるところが。 私の場合は子どもたち、ですかね。 高校・大学と学費のピークに差し掛かっています。加えて、孤独を貫いた激しい反抗期を過ごした私に似ず(良かった!)、親が金を出すなら旅行はどこでもついてくるという子どもたち。予算繰りをしたうえではあるものの、なんだかんだでお金を出してしまう親の我々。ちなみに進路だってどうなるのか良く分からんし。 お金の心配を家内に話すと「そうやってお金を出せるのだって今のうちだけだよ。あっという間に二人とも社会人よ」とたしなめられるのです。 むう、なんていう分かったような、分からないような返事をすることが多いのですが、上記の引用を読んだときに、すっと腑に落ちた感じです。 面倒を見れるうちがハナだなということですね。 因みに、結末はクサーい(アマーい)セリフでハッピーエンドで終わります笑 物語の舞台が博多で言葉遣いも博多弁。方言が雰囲気を醸し出します。 ・・・ それ以外の短篇も良かったです。 「20年後の私へ」は航空会社で働くバツイチ女性の話。四十手前でキャリア?再婚?どちらもそこまで興味ないし…みたいなときに届いた過去の自分からの手紙に、一歩踏み出す勇気をもらう、みたいなお話。 「たとえ真実を

Posted by ブクログ

2024/03/12

4つの中編からなる重厚な一冊。白石作品の多くに共通して見られる、運命というテーマが深く丁寧に描かれている。

Posted by ブクログ

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